REPORT 15

 
 2003.03.14.Fri

 お待たせしました!
3月14日に放送された「いつもふたりで最終回直前スペシャル」 レポートです!
瑞穂ちゃんやハチの生の声を、惜しくも聴き逃してしまった人たちへ・ ・・これを読んで、少しでも番組の空気を感じていただけたらと思います。  
お忙しい中時間を割いてくださった出演者のみなさま、本当に本当にありがとうございました!!



 ■ 松たか子(谷町瑞穂)

Q1 谷町瑞穂(という役)の、第一印象というのはどんなだったでしょうか?
   えーと、強引な人だなぁと(笑)。なんて自分勝手な、自分中心に世界が回っている というか、強引な子だなあっていうのが印象ですけど・・・同時に信念というか、こ れを私はこう行く!っていう信念がしっかりしているから、その強引さがなんか彼女 らしさになるのかなぁっと思いましたね、最初。
Q2 最終回も近づいてきましたし、役を演じてきた中で印象も変わってきましたか?
   そうですね、まあ短い間にこの瑞穂という女の子も、仕事のこともそうですし、恋 愛のこともちょっとづつ勉強してて。ハチという健太と最初対極だった、(瑞穂がハ チを)どんどん引っ張って従えていたのが、恋愛をしたりすることで逆転したりする のが、あー面白いなと思ってやっています、はい。
Q3 瑞穂の夢に対するものすごいパワーがあると思うんですけど、その辺は松さん と共通する部分なんでしょうか?
   そうですねぇ・・・うーーーん。なんかそれを叶えたいとか、そうしたいっていう 意志は、自分も持っているつもりなので、そういう思い込みというんですかねぇ(笑) そういうところは共通するのかなと思います。
Q4 ちなみに、今松さんが描いている夢というのを聞かせていただけますか?
   今この時点での夢は、健康で・・・まあいい仕事、いい仕事っていうかその前に、 いい友達に出会って、いい知人に囲まれて、で、好きな人と生きていくこと、かな? (笑)
Q5 撮影中、いろいろなエピソードがあると思うんですが、これは大変だった〜と か、このシーンは忘れられない!というようなシーンがあったら教えて下さい。
   んー、なかなかこう、色々それぞれ思い出すことがあるんですけど・・・。
あ、1話で東京に瑞穂が出てきて、ハチと再会をして、雪が降ってくる道で(北海 道にいた頃は)ハチハチって言っていたのが、東京に出てきて立派になっちゃって…っ ていう、なんかそういうことをぽつぽつ歩きながら話していたシーンとか。  あとは、村越さんという書店の親父にですね(笑)、あんたは小説家になれない!っ て言われて、それでなんだかんだあって、自分が書いてきた作品を燃やして…ってい うところがあったんですけど、その後、あのー、村越書店にもう一回行って、自分が 一番大好きな本を山崎…じゃないや(笑)村越さんに「持ってて下さい」って渡すと ころがあって。そこはすごい悲しくて、別に泣 いたりするシーンじゃなかったんで すけど、自分の大好きな本をもう人に、信頼できる人に渡すことで(小説家になる夢 を)あきらめたっていう…、渡す時にすごい悲しかったのが印象的です。ただ泣くシー ンよりも、すごい悲し かったなあと、辛いシーンだったと思います。
Q6 今回初めて共演される方もいらっしゃるでしょうし、勿論相沢の脚本も初めて だと思うのですが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
   瑞穂は割りといろんな人にも気さくというか、でもシャイな子だったりもするんで すが、私もなんか、人見知りをしてしまったりする・・・んですよ、こう見えても (笑)。だけど坂口さんとか、いろんな方々が、まず何かを話したり何かを一緒にし なくても、まず共演する人が居ることで、自分もほぐれて解放されるところがあった から、すごい、いいメンバーだったな、非常に穏やかなメンバーというか、特にこの ストーリーを演じる上では、非常にいいメンバーだったなって思います。
Q7 では最後になりますが、脚本家相沢友子へひとことお願いします。
   ひとことですか!(笑)えーと、大変お世話になりました。やっぱり、いつもなん で すけど、別にこう見る人のためとか、脚本を書く人のためにやっている訳じゃないん ですけど・・・あれ?(笑)、(それは)失礼なのかもわかんないけど、それが全てじゃ ないんですけど、でもどっかでやっぱり脚本を書いた人はある程度現場に任せちゃっ ている訳だから、完成品を見ると、「あ、ここが違ってる」とか、「あっ、こうなっ ちゃったの?」とか、多々あったかもしれませんが、あのー瑞穂をやらせていただい て、非常にパワフルな女性で、相沢さんのイメージに外れなかったかなあというのは、 自分なりにいつも気にかけてやってきたつもりで、でも割と好きにやってたんですけ ど(笑)、気に入ってもらえるといいな、書いた人が喜んでもらえればそれはすごい 嬉しいなと思うので、どうだったのかなって・・・直接聞くとなんかやらしいので、 折角なんでコメントを通して質問してみたいと思います。ありがとうございました!

―相沢コメント―

 松さんのコメントを聞いていただきました。いやーなんか、確かにあのー、あんま りこう役者さんと脚本家って、なかなか現場をやってる最中は、その役についてとか そうそうじっくり話すことって無くて、 最もお互いに時間もないし、ちょっと照れ くさいっていうのもあるので、どうですかね〜なんて話はなかなかできなかったりす るんですけどね(笑)。
 松さんとは今回初めてのお仕事だったのですが、もともと松さんとはお仕事をした いなあと思っていたので、お話をいただいたときはすごく嬉しいなあという思いで書 いていましたね。だからもう、イメージっていう意味では、はまりまくっていたとい う感じでしたね。より以上のものが(松さんの演技として)返ってきたなあっていう 手ごたえがありました。
 やっぱり書いている人間は、現場に原稿を渡したら後はもう役者さんなり、監督さ んなり、スタッフの方々を信頼するしかない訳で、その信頼関係っていうのは、もの すごく難しいものだと思うんですよ。 私は今までやったお仕事はどれもとても環境 に恵まれていたなってすごく思うんですけれども…。ま、松さんとも機会があったら こういった話をじっくり したいなと思っているのですが、撮影の忙しい中、コメン トをありがとうご ざいました




 ■ 坂口憲二(森永健太)

Q1 1月にゲストにきていただいた時から、ストーリーも展開して、健太も瑞穂も 色々な意味で変化をしていると思いますが、最近の健太のことをどう思いますか?
   最近の健太ですか(笑)。そうですねぇ、鈍感さが増したというか、多分見ている 人は「サイテー」とかって思っているのかな、なんて思っちゃいますけどね。解って いてそうしているのは、ちょっと心が痛い気がします(笑)。
Q2 これまで撮影されてきて、すごく辛かった〜、大変だった〜というエピソード はありますか?
   なぁんだろ、ま 寒さはね。夜のロケは結構辛いんで、でもそれは当たり前なんで、 それ以外で言ったらなんだろなあ(笑)。あ、この間ボーリングのシーンを撮ったん ですけど、実は僕はほんとは滅茶苦茶ボーリングが上手いんで…、それはウソなんで すけどー、あはは(笑)。あのーわざと下手にしろって言われて、こう…どうしたら いいのかなあと。しかもあれ、朝っぱらだったんで、早朝ボーリングだったんでね、 朝7時くらいだったんで(笑)。結構大変だったですね、でも面白かったですけどね。 何回も投げさせてもらって(笑)。
Q3 不破(西村雅彦)さんとかなりシビアな関係が続いたと思うんですけど、西村 さんとの演技というのは初めてではないですし、お互いに前回とは違った役柄で、何 か意識されたりとかはしましたか?
   そうですね。僕はどちらかというと、『恋ノチカラ』の時みたいに、西村さんをい じる役が好きだったんでぇ(笑)、今回のはまったく頭が上がらないっていう設定… ていうか、一応座付き作家なんで、なんつーかもっとやりたいな〜って思ってるんで すけど、ちょっと恐縮しちゃったりして。だから逆に西村さんは、相当、相当面白く やってくれてたんで、毎回笑かしてもらってましたけど。でもここ一番はね、やっぱ ビシッと決めてたんで、そういうのは勉強になりましたね。
Q4 今回は、今のところキスシーンが2回ありましたが、その辺はいかがでしょう か?
   相沢さんらしくねぇなあって思ってるんですけどね〜あはは(笑)。まあ、いつも (キスシーン)をやると思うのは、キスは人前でするものじゃないなって。設定上は ね、家の中ってことですけどね、みんないるし、ほんと緊張しちゃいますね。  あのー、2回やって、1回目はこう、追っかけてって強引に唇を奪うぜ!みたいな、 まだ勢いでチュッってやっちゃってたところがあるんですけど、2回目のはもう・・・ (かなりテレ笑いをしながら)見詰め合ってチュ〜(笑)だったんで、ははは、もう どうしようかと(笑)。すっごいなんか、興奮しちゃいましたね、逆に(笑)。  でもね、(キスに)慣れるのもよくないなあと思いましたね。芝居といえども、キ スっていうのは、人間としてはすごく大事なものであるんで、そういうのがね、そう いう感情は忘れずにこれからもやりたいと思ってますけどね。
Q5 もし坂口さんが健太だったら、最終的にどんな展開にもって行っちゃいますか?
   そうですね〜。期待通りっていうのはあんまり嫌なんで(笑)、期待はずれな方向 に行きたいですけどね、 どうなんでしょうねえ。ただもう、ここまで央子さんにどっ ぷり浸かっているというか、すっごい思い入れが強いんで、もしそっから例えば瑞穂 のほうに行くとしても、やっぱそれなりのきっかけというかね、簡単なことじゃ好き だとは言えな いと思うんで、その辺を相沢さんに期待しつつ(笑)、演じようかなと思っています けど。
Q6 最後に、脚本家相沢友子へひとことお願いします。
   え〜この間はありがとうございました。今度是非、富士山を登りに行きましょうね。 へへへ(笑)。ま、終わったらゆっくりお酒を、打ち上げで飲めるのを楽しみにして ま〜す、どもっ。

―相沢コメント―

 はい。いきなり富士山って言ってましたけど(笑)、なんかね〜、最終回の展望岩 に上るシーンの話から「坂口くんっていうと海の男っていうイメージが強いじゃない? 山とか登んないの?」って聞いたことがあって、「富士山に登りたいんですよ〜」 「富士山登ったことないんだぁ、私も登ったことが無いよ〜」なんて話になって盛り 上ったっていうことなんですけども・・・。
 坂口くんとは、もう3回目のお仕事になるんで、色々な話をさせていただいている んですけど、私が、ラブストーリーを書いてはいるんですが、ラブの描写があまり得 意ではないということが多分坂口くんにはバレているので(笑)、キスシーンが多発し たときに相沢さんらしくないなあと言われたのかなあと思うんですけれども。
 そうなんですよね。ここだけの話なんですけど、ラブシーンとかキスシーンとかに なると、途端にト書きが少ないんですよ(笑)。他のシーンは目線一つ一つとか細か い部分まで描写したりするんですけど、照れもあって、(ラブシーンの場合は)抱き 寄せてキスをする、以上!(笑)みたいなものを書いておくと、周りから「一応さぁ、 もうちょっと詳しくさ、あなたが思っているラブの映像を伝えてよ」って言われるん だけど、「いやあもう、その辺はお任せかなあ…」みたいな感じなのでね。央子ちゃ んとの2回目のキスシーンは興奮したと言ってましたけど(笑)、確かにああゆう色っ ぽいキスシーンは自分らしくないというか、非常に頑張って書きましたって感じです ね(笑)。 今回私も色々と勉強させていただいています。

 でも確かに役者さんて大変ですよね。キスに慣れちゃったりしたくないなあって言っ ていたのも、本音だろうなあと思います。そういう感覚とか感情が麻痺しちゃうのは 悲しいですもんね。やっぱりキスするときは、ドキドキときめきたいなあっていうの があると思うんで、人前であまり何回もしてしまうと、それが当たり前になってしまっ たりとかするのかなあ、役者さんとか女優さんとかってどうなんだろうなあと、その 辺興味をそそられる気もしすけど…。
 (坂口さんには)「恋ノチカラ」で壮吾くんという役を演じてもらって、次にまた一 緒にお仕事ができるのがすごく嬉しくてね。でも自分としては(恋ノチカラと)同じこ とをしてもつまらないなっていうのがあって、自分の中で新しい坂口くんを描きたい なあと思って書きました。そういう部分でね、自分にとっても新しいチャレンジでも あったんで、すごくおぼつかなかったところとか、ご迷惑をおかけしたこともあった かと思いますが、常に前向きな姿勢で最後まで演じてくださったことに感謝していま す。ありがとうございました。




 ■ 葛山信吾(奥田直之)

Q1 たった今クランクアップされたということなんですが、まずは感想を聞かせて 下さい。
   感想ですか、もう終わっちゃうのかなあと、自分の中ではこう、なんだろ、もうちょ っとやりたいなっていうところがあります、ええ。 なんていうんでしょうね、自分 なりに途中、ま、最初からなんですが、ものすごくこの役に対して悩みに入ってしまっ た時期があって、それを取り戻せずに終わっちゃったかなって。自分では…、うーん 心残りのある終わりですねぇ。 もうちょっとやってみたいって思います。
Q2 奥田直之は、社長らしからぬはっちゃけた部分と、社長らしい堅実さと両方を 持ち合わせた人物ですが、演ずる上で何か研究されたりはしたのでしょうか?
   そうですねえ。んー、ま 特に研究とかってっていうのはなかったんですけど、研 究したとすれば、最初の方柏原くんがやった1・2話を、もう何度かビデオで見て、 最初はもう、柏原君が創った奥田直之像っていうのを、上っ面をなめてまねするよう な感じで入ったんですね。逆に撮影が進むにつれて、あー、もっと柏原君が創り上げ た内面のところを、自分の中に入れていかないと対応できないなと思って、それがな かなか難しかったですね。なかなか追いつかなかったというか。上っ面の部分と、ちゃ んとした人格の部分っていうのは、なかなか一致させるのは・・・一致させるのに、 苦労しました。
Q3 撮影期間中、いろいろなエピソードがあったかと思いますが、おもしろかった ことや印象的だったことを教えて下さい。
   秋山さんと塚地さんとご一緒させていただいたのは、すごく…なんだろ、ドラマな んだけど、もともと深夜の番組とかでファンだったんで、絡ませてもらうことに戸惑 いもあったんですけど、すごく楽しかったです。  あと、バッティングセンターのシーンでも本当に、自分の中で悩んでいるところだっ たんで、瑞穂ちゃんを励ましているようなシーンなんですが、自分の中でいいストレ スの発散になりました。楽しかったです、はい(笑)。
Q4 瑞穂のような女性と、央子のような女性、どちらがタイプですか?
   僕はやっぱり瑞穂ちゃんタイプが好きですね。やっぱ明るくて、んー、ストレート に何でも飛んでくるような子のほうが好きですね。ちょっと大人しめな子よりは、活 発な明るい子が好きなんで。
Q5 プライベートでも幸せ一杯だと思いますが、葛山さんの「夢」は、何でしょう か?
   夢ですか、夢はそうですね〜、ん〜、家族で幸せに生活すること、ですかね(少し 照れくさそうに)。幸せな家庭を作ること、これが僕の夢ですね、はい。
Q6 最後に、脚本家相沢友子へひとことお願いします。
   相沢さん、スタジオで一度ご挨拶をさせていただいて、共通の知人がいたりとかっ ていうのがわかったんで、今度ぜひダーツに行きましょう。よろしくお願いします。 対決しましょう(笑)

―相沢コメント―

 今回本当にいろんな意味で大変だったのは、この方なんじゃないかなあという風に 思っています。1、2話で柏原崇くんが演じて下さっていた奥田社長の代役というい ことで、3話から入っていただいて、様々なプレッシャーとか、急なスケジュールで したし、色々な調整ごととか、大変だったんじゃないかなあと思います。でも本当に 気持ちよく一生懸命演じてくださっているのが、画面を通しても伝わってきたんじゃ ないかなと私は感じています。葛山さんという人に引き継いでいただいて、奥田直之 も幸せだったんじゃないかなと心から思っていますし、感謝しています。勿論柏原さ んが演じてくださった直之も、とても素敵でしたし今も生きていますが、それを壊さ ない形で引き継ぎながらも、ちゃんと最終話までに新しい直之像を生んでくださった のではないかなあと。きっとドラマをご覧になっている皆さんだったら、同じように 感じてくださっていると思いますが、少しでも現場で楽しんで演じてくださっていた らいいなあという風に思っています。
 幸せな家庭を作るという素敵な夢を、ぜひともかなえてほしいですね。 どうもあ りがとうございました。




 ■ 長谷川京子(藤原央子)

Q1 央子という役柄の第一印象はどうでしたか?
   そうですね、実際にやってみて、央子に対して思ったのは、とても芯があるという
か、普通の女の子っていう設定だったんですけど、非常に芯があってしっかりしてい
る女の子だなあと、やっていて気付きました。
Q2 撮影期間の面白いエピソードや、印象的なシーンなどを聞かせてください。
   やっぱり、冬のロケだったので、今回私は歯科助手の役だったので、制服を外で着 る機会も多くて、すっごく寒かったのと、あと最近はですねぇ、千葉の方にロケに行っ た時に、ADの男の子が・・・急に倒れちゃったんですよ。で、びっくりしちゃって。 丁度あれはカメリハの時に、バタンッって音がして、どうしたんだろうって思ったら、 ADの子が、寝ちゃってたんですよね、倒れて。それぐらい(スタッフも)疲れてて、 大変なんだなあって思いました。
Q3 不破さんのような男性と、健太のような男性、どちらがタイプですか?
   多分、惹かれてしまうのは不破さんのような男性だと思いますねぇ。やっぱり自分 に持っていないものとか、自分の未知の部分を一杯持っているとか、解らない人、予 測不可能な人って、惹かれちゃうじゃないですか。でも幸せになるのはどっちなのか なあって思いますけどね。
Q4 長谷川さんは、瑞穂のような熱い女性をどう思いますか?
   大好きですね。大好きだし、大賛成というか、そういう子が友達にいたら全力を尽 くして応援してあげたいし、実際私も、好きなことをお仕事でやらせてもらっている んで、いっつも夢を追っているような感じなんで、そういう女性は大好きです。
Q5 最後に、脚本家相沢友子へひとことお願いします。
   えと、(私は)10日にクランクアップしたんですけど、3ヶ月間本当にお疲れ様 でした。とても央子という女の子をチャーミングに可愛く描いていただいて、すごく 嬉しかったです!

―相沢コメント―

 今長谷川さんのコメントを聞いていて、現場がどれだけ大変だったかってことがよ くわかったんじゃないかと思いますが、アシスタント・ディレクターの男の子がぶっ 倒れて寝てた…というですね、ホントにね、大変だなあということを改めて思ったわ けですけど。もちろん、キャストの皆さんも寒さの中大変だったと思います。
 長谷川さんの印象はですね、なんていうのかな〜、雑誌とかテレビとかで見ている ときは、もうちょっとこう、どちらかというと気が強い人っていう印象があったんで すけど・・・実際にお会いしてみると、すごくふんわりとした優しい空気をもってい らっしゃる方で。でもね、ちゃんと芯の強さを感じるというか、ミステリアスな女性 ですねぇ。いまだに、どんな人なんだろうって、そばにいるとちょっとドキドキする ような、そういう空気を持っている女性だなあと言う風に思います。
 そんな長谷川さんが、央子ちゃんをとても魅力的に演じてくださったと思うんです が、まだまだ最終回はどうなるかわからないということで、央子と健太の恋の行方も 見守って あげて欲しいなと思います。




 ■ 西村雅彦(不破圭二郎)

Q1 不破圭二郎を演じる上での難しさはどんなところですか?
   まー不破という役の設定上ね、小物にならないようにしています。人から慕われる 人物になっていないとね、健太やスタッフに慕われるということは、常に意識してお ります!そうしないと、ただの…女好きの男になってしまいますからね! そのため にも、日常と仕事場でのふたつの顔を使い分けることが、この役を演じる上での、大 事なポイントだと考えてますっ(力説)!!
Q2 不破圭二郎と健太の関係を、西村さんとしてはどのように感じますか?
   健太にはー、随分感謝してますし、助けられたこともありました(すっかり不破口 調)。ですから恩義も感じていて、どこかで引き上げてやらねばならないという、そ ういう気持はずっと持ち続けています。ですから、3話で健太をチーフに抜擢した、 ま、ね、そういうことなんですね、チャンスを与えてるんですよね、不破は、ちゃん と。
 ま、不破自身もチャンスを掴んで今の地位を築いた訳ですからね、はい。
Q3 撮影期間中の面白かったエピソードや、印象的なシーンなどを聞かせて下さい。
   央子ちゃんとふたりで、大きなレストランで食事をしたシーンですね…。あのー、 (溜息)バイオリンのね、生の音を聴きながら食事ができた…、一生の思い出になっ てますっ!・・・はぁ・・・別れの話をしたんですげね。
Q4 西村さんの「夢」とは、なんでしょうか?
   夢!夢というのはね、持っていたほうがいいと思いますよ。夢を追い続けるのは大 切なことだと思いますよね。追うことはできるかもしれないですけど、追い続けるこ とは本当に難しいですよね。ですから、瑞穂は素敵だと思います。
 みなさんも自分の夢を追い続けて欲しいと思っています!
Q5 最後に、脚本家相沢友子へひとことお願いします。
   相沢さん、あなたはなんて可愛いんだろう。あなたと初めて出会ったのは、何年前 でしょうか?あれからあなたは全然年をとっていません。何か、特別なことをやって いるのかしら?ますます綺麗になっていく相沢さん。今度僕と話をしょうしょ…(笑) しおしおってなっちゃった(笑)。じっくり話をしたいなと思います。
 綺麗な相沢さんを目の前にすると、僕はどうにもこうにも上がってしまって、ちゃ んとおしゃべりできないのが残念でならないけど、今度お話しできる機会があれば、 キッチリと話をさせてもらうから…よろしくね!ラジオ頑張ってね!いつも聞いてる よ!

―相沢コメント―

 ・・・(絶句)。お、おもしろ過ぎないですか、これ?(笑)絶対うそだよね、いっ つも聞いてるよって!(笑)もうほんとに面白い方ですよね〜。だって、今度話をす る時には、「キッチリと話をさせてもらうから」って、どういう誘いなのこれは。い つもこんなことばっかり言ってるんですけど、実際に会うと、確かに本当にシャイな 方なんですよね。あんまり目を見て話してくれないんですよ、実際は。こういう冗談 ばっかり言っているところもまた、素敵だなあと思うんですけど。
 今回は構成作家のひとみちゃんと、ADのまっつんが現場にインタビューに言ってく れたんですが、まっつんなんか笑っちゃってますもんね。笑い堪えてるのが解るって いうね…。(西村さんは)もう、身をのりだしながら話をしてくださったそうで、そ れにひるみながら一生懸命コメントを撮ってきたみたいなんですけどね(笑)。
 西村さんとはご縁があって、何度かお仕事を一緒にしているんですけども、いっつ も書くたびに新しい面を見せてくれる、すごく奥の深い方だと思っております。また 一緒にお仕事ができるといいなと。勿論、西村さんに限らず、今回ご一緒させていた だいた皆さんとは、またどこかで再会したいなあという思いが強くあります。皆さん 本当にありがとうございました。

 お世話になりました!