REPORT 18 |
2003.05.30.Fri |
緑が美しく、そのせいか空気も清々しく感じられる素晴らしいシーズン、5月。 今月のゲストは、そんな爽やかな季節が似合う、堂島孝平さん。 ツアーを目前に控えたリハーサルの合い間にもかかわらず、想像通りの爽やさで登場してくださった。 「こんばんは、よろしくお願いします! どうも〜」と、始まりは大きな声でのご挨拶。 |
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「じゃ、僕も伸ばしま〜す(笑)」と、少し照れくささも感じたりするブースの中。 「私は、前から堂島さんの音楽が好きで、いちファンとして聴かせていただいているんですけど。初めて聞いたのは多分『トゥインクル』というアルバムで」 「すごいですね。まさにパワステの頃ですね〜」 「それでハマってしまって、昔のアルバムから、今でもずっと聴いてるんですけれども……もう(活動が)長いですよね」 「そうっすね。最近やっぱそう言われるようになりましたねぇ。なりましたけど、自分じゃ全然感じなくて、これがまた」 「でも、ものすごくスピード感があるというか、変貌を遂げていってますよね?」 「うーん、僕の場合は、日々生まれ変わるって言うのがテーマなんで。特に2年前くらいからは、その生まれ変わる感っていうのが、すごく加速度を増して、別の生き物みたいに感じます、昔と今と(笑)。なんかね、進化を遂げたような気がします、変化ではなくて。(相沢さんが)ライブに来てくださった頃も、すごい楽しく音楽をやっていて、自分でもアルバム1枚とか曲1曲作るごとに、120%全身全霊で楽しんでハッチャケてやってたんですけど、だけどね、今が一番楽しいんですよ!」 「……いいですよねぇ〜、なんか、そう言えるのって」 「だからなんだと思うけど、自分でこう、長いことやってきたなあって感じないし、特に2年前くらいからは、自分にしかできないような音楽をとか、ポップスをやってるつもりなんですけど、その歌ものポップスでありながら、ダンスミュージックみたいなことをね、結構歌いながらやってきて、明確な目標っていうか……あのー、野球で言うね、ちっちゃい時に僕壁当てとかよくしたんですけど、野球少年だったんで、どこに球を投げればいいかということが、すごく自分で手に取るようにクリアに解って、そこですごく楽しんでやれている感じがありまして、はい。絶好調です!」 最後のヒトコトに、相沢が微笑む。 「いいですねー。なんか進化って聞いて今凄く納得したんですけど、端から聴いている者としてもですね、無理の無いって言うか、変わっちゃったとかそういう事ではなくて、ものすごくなんか堂島さんの中で、いろんな自分が見えて、それを追求していっているその楽しさとか疾走感が感じられるんですよ。それが小気味よいって言うか、凄く合っている生き方だなって思って、嬉しい感じがしました」 相沢のコメントのひと言ひと言に「うん、うん」と頷きながら、 「昔よりダイナミックな感じになったと思うし、よりシャープになったと思うし、割とだからそういうソリッドというか、ポップマインドは変わらないんだと思うんです、昔から。それは変わらないんだけど、よりなんか輪郭がパキッとしたんではないのかな、最近の自分は。……とも思いますけど、また明日になったら違うこと言ってるかもしれないし(笑)」と、堂島さんも自分を分析。 そして話は、ニューシングル『45℃』のことに移る。 「この曲に関しても、120%って感じでしたか?」 「はいっ。これはねぇ、もう今言った話を踏まえての、自分にとっての新機軸だと思います。だからここからが、まあこの『45℃』って曲を作った時に思ったんですけど、今までやってきたことが全部実ったなあって感じもしたし、でもそれよりも大きかったのが、ああここからが始まりだなって凄い感じたっていうのがあって、堂島孝平の音楽っていうことで言うと、これからの幕開けにふさわしい楽曲かなあって思っています」 今は、この曲をひっさげてのツアーのリハーサル真最中の堂島さん。 「『この気持ち45℃』というツアータイトルがついて、6月中旬くらいからやるんですけど、ポップスだけで踊れるっていうのは大事にしたいので、ツアーはね、ライブハウスをダンスフロアに変えるぐらいな気持ちです」と思いを語る。 「私はあのー、ご挨拶をした時以来ライブは見てないんですけど……結構ライブも、あの時は踊れるとか、ノリノリって感じじゃなかったじゃないですか。でも最近は割りと、そういう(踊る)感じを出してるんですか?」 「はい。昔は踊るといっても心踊るっていう感じのほうが凄く強かったと思うんですけど、今はプラス体が勝手に反応しちゃうとか、自分の音楽もダイナミックになったと思うし、よりお客さんにも、そのダイナミックさが伝わるようになったんではないかなあと思うんです。だからお客さんの動きも、ダイナミックでよりエモーショナルな感じになっていると思いますよ、最近は。曲とかわかんなくても、歌詞とかわかんなくても、絶対に楽しめるライブにしているつもりだし、結構お父さんとかお母さん方にも人気あります!」 「あはは(笑)そうなんですか? いいなあそれ、家族で行ける……あはは」 「そうそう、子供の付き添いで観にきましたっていう人も最近多いんですけどね〜。テレビに出た関係で、割と観に来てくれるキッズ達が増えたんですけど、お母さん方もいいわね〜って言ってくれる……言ってくれてるかどうかはわかんないけど、そういう目はしてる! (笑)うん」 「目はしてる!(笑)じゃあ、ファミリープランのレジャーのひとつとして楽しめたら最高という感じで、私もぜひ新しい堂島さんのライブを観にいきたいと思います」 続いては、相沢セレクトの堂島ナンバー「世界は僕のもの」が流れる。 「私、この曲はプロモーションビデオが印象に残っていて……」 「あーっ、ぬいぐるみたちとねぇ(笑)」 「そー、ぬいぐるみたちと一緒に演奏しているっていうやつで、あれをたまたま家で観ていた時に、その頃一緒に住んでいた甥っ子達がすごい喜んじゃって。あの、“チュッチュッチュ”って言うじゃないですか。まだその頃子供達はロクにしゃべれないのに、『チュッチュッチュのビデオ見せて』って言うんですよ(笑)。で、あーあれねって言って、何度も何度も観た記憶が今蘇ってきました(笑)」 「へぇー。じゃ、その子達にとって、僕は“チュッチュッチュ兄さん”とかになるんですね〜(笑)チュッチュッチュ体操とか、そういうことになっていくわけですよね、 流れ的にはね(笑)」 という堂島さんの明るいコメントには、相沢も大笑いだった。 「ところで堂島さんは、最近(ソロ活動の他に)多岐に渡る活動をされているということで。新しいユニットとか組んでるんですよね?」 「ああ、ユニットといえば今丁度キンモクセイというバンドと、僕を入れて6人になるバンド“モクキンドウ”っていうので、全国ツアーをやってます」 「自分が(ソロで)やっていることとは、また違ったアプローチでやってるんですか?」 「そうですねぇ。普段はGO GO KING RECORDERSっていう、自分にとっても音楽作りの上で盟友って言える、スカパラとかレピッシュとか、フィッシュマンズとかエルマロとか、僕ぐらいの世代から言うとスペシャルな面子で一緒にやっていて。彼らとはもう2年半やっていて、いろいろなステップもこなしてきたんですね。でもキンモクセイに関しては、僕より年齢がひとつ下で、同世代なんですな。やっぱり同世代の人たちとやるっていう感覚がまた新鮮だったりしてます、うん」 「なんかそういう、新しいメンバーとの活動もそうですし、楽曲提供とかもなさってるじゃないですか。やっぱり自分以外の才能に触れるというか、コラボレーションするってことは刺激になりますよね」 「うん、刺激になりますね。やっぱり一番は、僕は自分のテリトリーの中で平和に暮らすのはあんまり楽しくないなーと思うんですよ。だから冒険している人が好きだし、自分もできる限り冒険したいと思う。だからやったことないこととか、やったことない人とでもいいし、自分が挑戦したことがないものを、どんどんやってみたいなっていう気持ちがあって。自分の音楽に置いても、そういう気持ちでやってきてるんで、Kinki Kidsとか初めて楽曲提供したときは、不思議な感じもすごくしたし。自分の 歌が人に歌われているっていうのは、Kinki Kidsが初めてだったんですよ」 「職種は違うんですけど、脚本っていう仕事も、自分が書いた言葉が役者さんを通して違う形に生まれ変わっていくっていうところが、ちょっと楽曲を提供するスタンスと似てるなって思うんですよ。自分で何を書いていても、ちゃんとそのキャラクターが生きているように見えれば成功だし、さらにそのドラマを観た友達から『やっぱりどのドラマみても相沢っぽいよね』って言われたら、それはすごく嬉しいし、そういうところが解るかなぁって」 「一番大事なのは、音楽って聴かれて初めて音楽だし、ライブだったら観られて初めてライブだと思うんですよ。踊ってもらって初めてライブというか。そういう風な、自分が自分の楽曲を歌う以外にも、自分が作ったものとか、自分が携わるバンドとかは、なるべく多くの人に見て欲しいし聴いて欲しいっていう気持ちはすごくある。知り合いも多いし、縦や横のつながりも大切にしているので、ちゃんとこれからも旗を振らなきゃって思うこともあったりして」 「いいですよね。そういう人と人とのつながり。やっぱり求められることが大事なんだと思うし、それに対して前向きに答えていくっていうことが、多分いいものを生んでいくんだろうなって思います」 「そうですね、フットワークを軽くやると、考え込むこともないし(笑)」 「考えすぎちゃうとね、見えなくなることも多いですからね〜」 「うん、だから僕は頭を使って音楽をやるっていうやり方もすごくいいと思うし好きなんだけども、結構それよりかは体を使って、いろいろなバンドの中に入ってみるとか、パッと瞬発力で曲を書くとか、そういうことのほうが今はぐっとくるし、肌にあってますね」 本当に精力的な堂島さんだ。熱く語っているうちに、前半終了となる。 後半は、堂島さんのリクエスト曲、佐野元春さんの『Wild Hearts』でスタート。 「佐野さんは、僕の青春な感じがすごくありまして。そもそも僕が初めてカッコイイ! って思った日本の音楽って今の曲なんですよ。これは多分小学校3年生の頃だったんで、ませた子供だなって思うんですけどね。親父がドライビングテープっていうのを作ってて、その中の1曲で、よく車の中でかかっていたんで。この曲を聴くと親父が運転している車の助手席とか、後部座席とか、そういうのをすっごい思い出すのと、あとねぇ、メロー・イエローとかマウンテンデューっていう飲み物があったんで すけど(笑)、覚えてます?」 「……っはっは(笑)覚えてますよ〜。今ないですよね〜、なんでだろ」と相沢、大うけ。 「ホントですよね。あんなキャッチーな名前だったのに(笑)。でね、それを飲みながら、『Wild Hearts』を聴いてね。この曲は大人が(仕事で)大人になっていく……みたいな歌なのにね。なんでカッコイイって思ったんだろうと、今考えると不思議なんですけど」 「堂島さんて、どんな子供だったんですか? 子供っていうか学生時代とか……。結構前に出て行くタイプでした?」 「目立つのは好きでしたよ」 「じゃあ元気で、友達もたくさんいて……」 「うん、そういう方でしたね。『Wild Hearts』とかを聴き始めた頃が変わり目だったかも。それまでは結構大人し目だったんですよ」 「曲とか書き出したのは、いくつくらいだったんですか?」 「曲を書き出したのはね〜、本格的に自分でやったのは、中学校の3年生くらいです。でも小学校4年生くらいから、色々と。縦笛で作ったりとか……」 「(笑)縦笛で! へぇー」 「家の階段でね(笑)縦笛吹いて、オリジナルのメロディとかすごい一杯作りましたよ」 「メロディが先行ですか?」 「最近はね、言葉とメロディが一体になっている感じが作っていて好きなんだけど、一番最初は歌詞を先に書いてた」 そもそも、バンドがやりたくて、中学一年の時にメンバーを探そうとしたとき、特に楽器もできない自分は歌詞を書くしかないと思い、書き溜めていたというエピソードが。 「中学3年生になって、自分でギターを弾くようになって、それまでに溜まっていた膨大な歌詞に曲をつけていったっていうのが最初だったんですよね、歌という意味でいうと……」 「私は堂島さんの音楽を聴いて、そのポップさとかもすごく好きなんですけど、特に詞の世界がひっかかって。最初に『トゥインクル』というアルバムを聴いたときに、言葉の選び方っていうか……。例えば“寂しかったひよこの日”とか“猫背になることばっかり”とか、“泣きべその6月”とか、あ! わかる! 言葉を聞けば解る解るそれって……って思うんだけど、なかなかその言葉にしない言葉っていうのが、すごくキラキラしていて、それがすごくいいなあって思ったんですけど、言葉選びのセンスってすごいですよね」 「あー、そんなこと書きましたね(笑)。あの『トゥインクル』ってアルバムは一番自分の中でも言葉に関して言うとおもちゃ感が強い、そういうアルバムで、ある意味ハッチャケてるんですよ。それまで抑えていたことを爆発させようと思って、あ、『トゥインクル』って3枚目のアルバムなんですけどね、これまで(1枚2枚とアルバムを作ってきて)あんまり言わないほうがいいのかなあって思っていた言葉みたいなものを爆裂させたアルバムなんで、僕にとってもトイボックス的な、言葉の面白さみたいなものがあるかなーって思いますね」 「そんな風にね、言葉にこだわったりしているだけに、すごく音楽的な人なのかなーって思ってたんですけど、野球少年だったり、結構スポーツも……」 「スポーツ好きですよ。野球も、やってましたよ」 「ホームページから抜粋してきた100の質問ていうのを読ませてもらったんですけど、バク転がすごい得意って本当なんですか?(笑)」 「あーそんなの書きました? 僕、バク転できますよ。っていうか、ライブでやります!」 「『朝起きて、最初に何をする? バク転!』(笑)」 「……それは多分ノリで書いてるな(笑)、覚えてね〜もん、あんまり」 「『休日にすることは? バク転!』『疲れた時にするリラックス法は? バク転!』って書いてあるんですけど…」 「それ100の質問でしょ? 20問目くらいから、どうでもよくなってるんですよ、多分(笑)、きっと」 「あははは、これけっこう面白いですね〜」 「はい、全然覚えてないですけどね(笑)もともとそのバク転に関しては、小学校5年生くらいからできてたんですけど。(その頃)光ゲンジっていうのがいまして。僕、女の子にきゃーきゃー言われたくって、みんなで体育倉庫で昼休みとか放課後とか、マット敷いて練習したんですよ」 「はは、可愛い〜」 「で、別にその後ずっと練習してたわけじゃないんですけどぉ。ま、高校生の頃とかは、体育の授業でマット運動とかあるとやってたけど。大阪でGO GO KINGとライブやってたときに、めちゃめちゃ盛り上ったんですよ。彼らとライブやってる時って、俺をみてくれ光線、自己主張が強いので、とにかくお客さんの目を奪わなくちゃダメなんですよ。それでね、どうしても何か飛び道具がないかなってことになって…。だから6・7年ぶりくらいにやったんですよ〜」 「え、それ、いきなりやったんですか、本番で? 今日はやろうと思って練習してやった訳じゃなくて、ステージの上で思いついてすぐやろうって?それでできました?」 「できましたねぇ。なまってなかった(笑)。それ以来時々はやっております」 ここで、もう1曲リクエスト曲、Gilbert Osullivanの『Alone Again』を紹介する。 「これはね、この間久しぶりに聴いたんですよ。高校の頃、英語先生が英語の歌を使いながら授業をやってくれていて……カメシタ先生っていうんですけど(笑)。で、この曲を最初の授業でやったんですよ。曲を聴くとポップなんだけど、歌詞がねぇ。またひとりになってしまった……っていうね(笑)」 「カメシタ先生は、なぜこの曲を選んだんでしょうね?」 「ねぇ。アメフトが得意な先生でね。すげーチョークとか投げるの速いんだよね」 先生の面影を思い浮かべながら、静かに『Alone Again』が流れる……。 「もう最後のブロックになってしまって、なんか話足りないって感じなんですけど ……」 「んねーっ。なんか……大丈夫ですか? 何か話したほうがいいこととかないですか? 役者としてどうだろうとか、そういう相沢さん的見解について、どうですか?」 「あははは(笑)。あの〜、ドラマとかはあまりご覧にならないですか?」 「ううーん、僕ねぇ、あんまりね、確かに観ない」 「ま、連続ものとかは見れないですよね、時間も不規則だったりね」 「そうですね、恥ずかしい話、『王様のレストラン』以来あまり見てない! 『王様のレストラン』って相当昔ですよね。平井堅君が主題歌をね……面白かったなぁ」 「面白かったですよね。ああゆう世界、好きなんですね」 「割とね、三谷幸喜さんとか好きなんですけどね。でもいろんな人、好きですよ、クドカンとかね」 「あー、やっぱりそっち系。宮藤さんとか面白いですもんね。もし良かったら、今度(私の作品も)観てください」 「はい、ぜひ使ってください、ちょい役で! お願いします」 「あははは(笑)そういうのもありなんですか?」 「ありです! 多分、僕、誰かの弟役とかぴったりだと思うんで(笑)」 「お芝居とかやったことないんですか?」 「お芝居ね、冗談半分で、友達が『七面鳥歌劇団』っていう劇団をやってまして、そこには2回くらい出たこともあります。でもほとんどシロウトです、何もできない! けど、それがいいと言ってくれるんであればね、ええ、いやホントに」 「では、機会があったらぜひとも、お願いします」 堂島さんは6月の半ばからソロのツアーが始まる。6月22日の横浜と7月18日の新宿がSOLD OUTということで、7月19日に川崎で追加公演が行われる。 「ライブは結構コンスタントにやってますね」 「ライブはもう、一杯やってますね。去年も一杯やったんですけど、今年も今の時 点で30本は越えてるかな、多分。イベントとかも含めてですけどね」 「はぁ〜(感嘆の溜息)。他の活動もあって、雑誌連載とかも持ってたりで、イッパイイッパイにならないですか? 本当にね、バイタリティがあるなぁって……」 ここで堂島さんが目からウロコな言葉を発する。 「いやいやいや、あのねー、忙しいと思うのを辞めました。忙しいと思わなければ 大丈夫だな、結構って。何かに間に合わなくても俺のせいじゃないって。時間が悪い! 時間というものがあるから悪いんだって、うん、そういう感じです(笑)」 「うわっ、見習わなくちゃぁ(笑)。もっともっと挑戦してみたいこととか、ありま すか?」 「やっぱりね、自分の音楽でね、21世紀のポップミュージックとか新しいポップミュージック、シティポップスっていうのを打ち立てたいなあってのはすごく思っていることですね。特に男性ソロでポップミュージック界を見回すと、あまり元気がないので、最近。ちょっと自分がね、そこら辺で頑張りたいなってすごく思ってます。ま、そういうシンガーソングライターの先輩にも可愛がってもらってるし、周りの友達も多いので、僕が行ったら喜んでくれるんじゃないかな〜って、そういう風に言うようにしています(笑)」 「なんか楽しく音楽をやっている感じが伝わってきていいなって思いました」 「ぜひ相沢さんもライブに来てください」 「はい、ぜひとも刺激をもらいに行かせていただきます」 「で、ライブを見て改めて、キャスティングをするならどんな役がいいかも、考えていただいても結構なんで(笑)。多分弟だったら相当地でいけると思うんで、次男坊だし。でも僕はテレビとかよくわかってないので……」 「あはははは(笑)じゃ、そういうことを念頭に置いてライブを観にいきたいと思います。今後も活動を楽しみにしてますので、頑張ってください。今日はお会いできて嬉しかったです。ありがとうございました」 「こちらこそ。ありがとうございました」 |
− ON
AIR LIST − 1 45℃/堂島孝平 2 世界は僕のもの/堂島孝平 3 スカイドライバー/堂島孝平 4 Wild Hearts/佐野元春 5 Alone Again/Gilbert Osullivan 6 僕のせいじゃない/相沢友子 |
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梅雨にはまだ早い。でも、今年の5月はよく雨が降ったという印象がある。5月っ て、もっと爽やかな日々のはずなのに……と見上げた空には灰色の雲・雲・雲。 でも、そんな毎日だからこそ、ちょっとの晴れ間でも特別輝かしく思えたりするわけで、日々の生活もちょっとした楽しみや喜びをどれだけ見つけることができるかで、輝き方に差がでるのではないかなあと、堂島さんの話を聞いて考えたりした。 |
〈うさぎのちょっとひとりごと〉 |
「日々生まれ変わる」をモットーとし、「今が一番楽しいです」と言い切る堂島さんの笑顔を見て、うわぁーって圧倒されました。 だってそれはつまり、毎日楽しいってことだもんねぇ。 そんなことをはっきりと言える堂島さんって、なんて男らしいのでしょう。 |