REPORT 20

 
 2003.07.18.Fri

 今年の夏は、どうしてなかなかやってこないのだろう。太陽がわざと二の足を踏んでいるような……、そんな風に思えてならない。
 眩しい夏の到来が、その前に梅雨明けが待ち遠しい7月。そんな今月のゲストは、「いつもふたりで」の主題歌「Always」でメジャーデビューを果たした光永亮太さん。「いつふた」つながりということで面識はあったものの、改めてお話をするのは初めてというふたり。人間大好きな相沢と、シャイで有名(?)な光永さん。果たしてどんな話が飛び出してくるのだろうか……。


 「どうも、こんばんは。よろしくお願いします(笑顔)」
 「よろしくお願いします。なんかあのー、不思議な感じがしますね」
 「そうですね〜(笑顔)」
 「光永さんとは、私が1月に書いていたドラマ『いつもふたりで』で主題歌を歌っていただいたということがきっかけで、縁ができたわけですけど、実はお会いするのは今日で3回目なんですよね。打ち上げとか、ラジオ局とかでちょっとお会いして……。なんだけど、そういう(3回目という)感じがしないんですよね。毎回(光永さんの歌を)聴いてたからかなあ」
 「そうですね、僕も毎週(ドラマを)見てたんで……」
 「あ! ご覧になってて……くれましたか」
 「見てましたよ」


 「(主題歌は)台本を読んでから、曲を作ってくださったと聞いてるんですが……」
 「そうですね。最初(台本を)読んで、すごく自分の実体験とリンクしたんですよね。自分の辿ってきた道というか……。それまでは振り返る作業なんてしなかったんですけど、改めてこう、振り返ってみようかなって思って。じゃあ、実体験をふまえて書かせてもらおうと思って書いたんですけどね」
 「ドラマの(スタートする)タイミングに合わせてレコーディングに入ったってことですけど、それってかなり急な話ですよね(笑)」
 「そうですね、本当にもう突然の話だったんで。全然時間もなく、ほんとに頑張った! って感じでしたね」

 「それまでドラマとかって、ご覧になるほうでした?」
 「あ、僕は見るほうです」
 「そうですか。どんなジャンルのものが好きですか?」
 「やっぱ恋愛ものが、僕は好きですね。だから『いつもふたりで』も大好きです」
 「わー、嬉しいですね、なんかすごく。歌詞の内容も、偶然なんだろうと思うんですけど、キーワードになっている言葉とか、すごく合ってるなあと思ったり、『いつもふたりで』の中では特に書いてはいないけど、自分がよく使うクセがある言葉とかっていうのがあるんですよ。(例えば)最後の繰り返しのところで、願えば誰でもいつかまた飛べるよ……っていう詞があったじゃないですか。あれを読んだとき、なんとなく世界観が似ているというか、何か同じ風景を持っている人なのかなと思ったんですけど……。台本を読んだときにリンクしたっていうのは、どういったところだったんですか? やはり、夢っていう部分?」
 「そうですね。僕もこの世界に入ってくるまで4.5年間くらい、オーディションを受けたり、デモテープを作ったりしてたんですけど、全然ダメだったんですよ。物語(の瑞穂)と同じように。一方でサッカーとかもやってたんですけど、サッカーでも日の丸のゼッケンをつける(つまり日本代表の選手になる)ことは適わなかったんですね。でも、こうして歌い手として歌えることになって……。なんて言うんだろう、打ちのめされても打ちのめされても、また起き上がろうっていうか。ま、多分いろんな人の支えもあって、自分の可能性に限界を作らずに信じていけたっていう部分が大きかったんだろうなって思ったんですよね」

 「じゃ、光永さんの中では、最初はサッカーのほうで夢がひとつあって、それに対して色々悩んだり葛藤したりする中で、新しい形の夢を探っていった結果っていうのが、今の歌なんですかねぇ」
 「歌手になるっていうのは、小さい頃からの夢ではあったんですけどね。ま、サッカーの夢もあったんで、それで人の3倍、4倍は練習したという自負もあったんですよ。自分もプロになれるだろうなっていう意識もあったし。それでもできなかったっていうのが、(歌詞の中にある)どれだけ精一杯手を伸ばしてても……に繋がっている気がするんですけどね」
 「あそこ、好きですね。やっぱりドラマの中でも瑞穂が、願いは絶対叶うって言ってるけど、どんなに願っても叶わない夢もあるのかもしれないねっていう台詞があるじゃないですか。あそこと同じ意味合いというか。やっぱり私なんかも生きてきて、若い頃とか幼い頃は、何でも叶うって信じてたし。どんなことでもできると思えばできる! って思い続けていたい自分と、どんなに頑張っても手に入らないものもあると知ってしまったっていう自分の両方が自分の中に存在していて、いまだに。その辺が良く表現されている歌だなあって思いましたねぇ」
 「ほんと、でも、台本を読ませていただいて、(自分を)振り返る作業ができたってことに感謝したいですね、僕は。そういうきっかけになったし、感謝したい気持ちで一杯なんですよ」
 「嬉しいですね。そういう何かを表現するという意味では、一緒の仕事じゃないですか。自分が作ったものが、ちょっとしたことでいいから人の何かを変えるきっかけに、明日ちょっと頑張ってみよう……っていう程度でいいんだけど、そういうきっかけになるのって、クリエーター冥利につきるってところがあるんじゃないですか。きっとものすごいたくさんの人が「Always」という曲を聴いて、ちょっと頑張ってみようとか、諦めていた夢にもう一度チャレンジしてみようと思ったと思うんですよ。そういう意味では、ドラマっていうものがあって、歌があって更に広がっていった感じが、結果として嬉しいですよね」  「嬉しいですよね。そう思いますよ、ほんとに」

 「恋愛ドラマが好きだと言ってましたけど……、恋愛観みたいなものっていうのは、どんなですか? 友達(の関係)から恋人になる派なのか、それとも割りと一目惚れタイプなのか?」
 「まー、両方あるんですけどね。親友だった女の子と、ある日突然一線を越えて付き合うことになったこともあるし。好きな女の子がいるんだけど、ずっと言えなくて結局スタートできなかった恋もあるし。でも、好きな女の子とは、すごくいい友達としても付き合っていたいんですよ。そういう恋愛観を持ってますね」
 「なるほどねぇ。あのー、どうですか、瑞穂みたいなタイプは。見ていてどうでした?」
 「あ、僕、意外とタイプですね。瑞穂みたいな子」
 「松さんがとってもキュートに演じて下さったっていうのもありますけどね。ああいう割と、意志をもって前に進んでいる人が……(タイプ?)」
 「そうですね、上昇志向がある人っていうか、何かに対してそういうものを持っている人って、すごく好きですね」
 「それはきっと、男女問わず、そういう人はとても輝いていていいなって思いますよね」
 ここで、光永さんにとっても、相沢にとってもいろいろな想いを呼び起こさせられる曲、「Always」が流れる。

 「いやぁなんか、曲を聴いてたらやっぱりドラマのこととか思い出したんですけど、打ち上げで、この曲を何回も歌わされてましたね(笑)」
 「そうですね(笑)。3回くらい歌った覚えがあるんですけどね(笑)」
 「そうそう。やっぱりみんな(ドラマの)撮影中から、歌がどんどん注目されてるって聞いてたから、光永くんてどういう人なんだろうとか、打ち上げとか、とても楽しみにしていたみたいですよ。歌ってくれるのかなー、とかね」
 「でも楽しかったですよ、すごく」
 「最後、大合唱でしたもんね、スタッフもキャストも一同みんなで歌ってて……」
 「みんな肩組みながら歌ってましたからね〜」
 「歌ってましたね〜(笑)。そういう、熱い現場だったんですよ。いい現場でしたよ、すごく……」
 光永さんも、打ち上げの様子を思い出しながら、頷く。

 そして話は光永さんの1stアルバム『Inside My Heart』のことへ。

 「聴かせていただきましたよ! すごい温かい曲がたくさん入っているアルバムだなあと思って……。私、個人的には「Wonder」という曲が好きですねぇ」
 「ありがとうございます」
 「新しい扉を開けて、そろそろでかけようかっていう感じの……なんていうのかな、あんまり熱く頑張ろうぜとか言わないんだけど、あの、頑張ろうっていう感じがこみ上げてくるっていうか、そういう曲が多いですね」
 「僕の性格もあるんですけど、すごく押し付けがましくしたくないっていうか、僕ができることっていうのは、お前は頑張れよっていうことではなく、そっと多分横にいて……、黙っていてあげること、横に居ることが、僕にできることなんじゃないかなと思って。うーん、それを歌で表現したかったんですよね」
 「うん、すごくそういう感じが伝わりました。これは、(制作に)どれぐらい時間がかかりましたか?」
 「約10ヶ月くらいですかね」
 「結構ゆっくりと、じっくりと……」
 「そうですね。「Always」が出る前なんで、去年の8月ぐらい、インディーズでやってる頃からなんとなく、漠然とイメージを持ちながら作り始めて、じっくりコトコト煮込みながら(笑)作りました、あはは」
 「あはは。自分的には、色々なチャレンジとかもしたのかな?(このアルバムは)バラエティに富んだ感じになっているじゃないですか。そんな感じでした?」
 「なんかもう、やりたいことがとにかくたくさんあったんですけど。いい意味で今回はジャンルにこだわったりするのはやめようと思ったり、自分の中にある思いとか、自分自身の姿とか、光永亮太の歌っていうのを全面に出したかったんで、ある意味アレンジは、自分が思い描く世界観に近づけるための手段であって、ひとつの枠にとらわれないものを作ってみたかったんですよ」

 「自分で作っている曲もあるし、他の方に作ってもらっている曲とかもあると思うんですけど、割と自分の音楽っていう意味で、基準ていうか、これを歌いたいなって思うポイントとかってあります?」
 「やっぱりメロディが持つ温かさとか……」
 「温かさ、うーん……」
 「それは、すごく瞬発力がないものでも、じわっとくるものだったり、聴けば聴くほどすごく染み渡るものだったり、流行り廃りではない普遍的なもの・長く聴けるものっていうのか。自分も長く愛せるものかな。これから先、一生歌いたいなって思う歌ですかね」
 「なるほどね。そういう意味では、大事なもの、大切ながひとつできたっていう感じですかね」
 「そうですね」

 「ライブの予定などは?」
 「いろいろイベント等のライブはあるんですけど、アコースティックだったりフルバンドだったりっていう、いろんな形式をとってやる予定ですね。今もやってますし」
 「ライブ派ですか? レコーディング派ですか?」
 「僕は、圧倒的にライブ派ですね。やっぱりスポーツをやっていたこともあるし、一発勝負っていうのがすごく自分に合っている気がするし、瞬間の刹那的な輝きっていうんですかね、それが好きですね」
 「いいですよね。音楽だけじゃなくて芝居とかスポーツの試合にしても生って、そこでしか味わえないもの、そこで共有するもので、形にも残せないもの。あの一瞬の輝きっていうのは、なんであんなに胸に来るんだろうっていう感じがしますけどね」
 「そうですよね。だからライブで聴いた曲を、家に持って帰って聴きたいからっていうためにCDがあるっていうか、そういうスタンスでいたいなと思ってるんですけどね」
 「じゃあ、ライブの中でまた新しい曲が生まれるっていうこともありますね」
 「うん、ありますね」
 持ち前の照れ屋な性格に少々伏せ目がちな光永さんの瞳も、力強い輝きを見せた。

後半は、この曲がきっかけでインディーズデビューを果たしたという光永さんの想い出の1曲として、Stevie Wonderの「Lately」を聴きながらスタート。

 「この曲を自分でカバーして、それが関係者の手に渡って、インディーズデビューっていう形になったんです」
 「なるほど。いい曲ですよね。私も大好きです。なんか切なくなりますよね、聴いてると……」
 「そうですね。微妙な男心がね」
 「これを歌っている光永さんを想像すると……ああ、なんかこういう感じになるんだろうなって言うのがわかるんですけど、この曲を選んだのはどうしてなんですか?」
 「やっぱり、自分はStevie Wonderをすごく尊敬していて、個人的にブラックミュージックが好きなんですけど、そのブラックミュージックにおいても、様々な人に影響を与えている人だし、すごく繊細な男心っていうのを歌うのが上手いんですよね。自分の弱さも出してるし、ロマンティックに感じるんですよね。そういうものを自分なりにリスペクトする気持ちも込めて、自分なりに歌ってみたいなと思ったんです」
 「このデモテープっていうのは、自宅で録音したものだったんですか?」
 「実は、「Always」も書いていただいたSinさんという方に、デビュー前から御世話になっていたんで、オケを作ってもらって、歌ったっていう感じなんですけど……」
 「そのテープが人の目に止まって、デビューということに……。どうでした? デビューっていうものが決まった時って」
 「なんともいえない気持ちでしたね。やっぱり自分を信じていて良かったっていうか、(それまでの)4〜5年、本当にダメだったんで、もう自分は(歌手に)むいてないんじゃないかって思ったし。なのでデビューして、CDが御店に並んでいるのを見た時は、感慨深いものがありました……」

 「音楽自体は、さっきもおっしゃってましたけど、サッカーとか陸上とかをやりながら、その一方でずっと近くにあったものなんですか? 子供の頃からStevie Wonderとか聴いて……」
 「そうですね。父親が無類の音楽好きでしたんで、家には既に色々な音楽が鳴っていて、気が付いたら自分も歌っていました」
 「子供時代はシカゴで過ごされたということですけど……」
 「4歳から10歳までいたんですけどね。今とは違って当時はマセガキで(笑)、もう会う女の子みんなにアイラブユーアイラブユーって言って(笑)」
 「あはは。じゃあ初恋は、その頃ですか」
 「はい。ジュディっていう女の子でしたね」
 「(初恋は)叶ったんですか?」
 「んー、まあ叶いましたね。……はい(照)」
 「わはは。可愛いですね、今、照れてますよ。音楽もやりつつ、サッカーやスポーツも頑張っていたということですけど……、6月のキリン杯でも、君が代を歌ってましたね!」
 「そ〜なんですよ」
 「私、何も知らないでテレビを見てたんで、すごくびっくりしたんですけど。あれは緊張しますよね〜??」
 「もーーう緊張ですよぅ。生まれたての小鹿状態でしたね(笑)ホントに」
 「あはははは。ねー、もう見ているだけで緊張しちゃいましたよ。なんかすごいと思って!」
 「でもやっぱり、堂々と歌おうと思って。日の丸(のゼッケン)をつけてプレイするのが夢だったし、それが叶わなかったけど、違う立場とはいえ、あのグランドのピッチで歌えたっていう喜びに浸りつつ、置き忘れたものを取り返したっていう気持ちでしたね」
 「震えましたか? 心が」
 「震えましたね。思わず終わった後、号泣してしまいました。こみ上げてくるものがありましたね……」
 「歌っている間の景色とか、空気とかは覚えてます?それとも真っ白ですか?」
 「覚えてますね! 五万人のサポーターが一緒になって歌ってくれたんで……」
 「いやぁ〜鳥肌立ちますねぇ」
 「鳥肌ですよ〜。ぶわぁ〜って鳥肌立ちながら、もう、ずぅ〜っと……」
 光永さんの感動は、言葉にならないくらいであったのだろう。

 そして話は、光永さんのラジオのレギュラー番組(bayfm「Mellow Mellow」毎金23時から23時30分放送中)のことに。

 「どうですか? しゃべるのとかは……得意?」
 「しゃべるのは……、しゃべること自体はぶっちゃけ得意ではないんですが(笑)、なんか光永亮太っていう人間はどういうやつかを知ってもらう場としては、すごく大切な場ですね。やっぱりこう歌だけでわかっていただくことが一番なんですけど、僕は人間性も含めて好きになってもらえると嬉しいなと思うんです。僕が人(アーティスト)を好きになるときも、人間性含めて好きになることが多いんで……。そういう自分の人となりをわかってもらえる場所としては、本当に大切ですね」
 「ラジオで毎週、何かを常に自分から発信しなくちゃいけないっていう意識があるだけで、すごく日常とか、変わるじゃないですか。ちょっとしたことにアンテナを張るというか、それはものを作る人間にとって、すごくいいきっかけを与えてくれる場だなあと、私も思ってるんですけど、そういうのってありますよね?」
 「そうですね。番組自体は、すごくふり幅が広くて、恋愛相談からくだらないコーナーまであるんですけど、その中でも、普段から気をつけることってありますね」
 「毎週金曜日の23時からの30分間は、光永さんの考えていることとか、相談事なども聞けるわけですよ。ということで、私の番組も合わせて、金曜日はラジオデーということで、よろしくお願い致しますね(笑)」

 ここでもう1曲、「Lately」と同様に、デモテープの中に収めたという、SEALの「Kiss From A Rose」を聴く。

 「(すごく楽しそうに、得したような口ぶりで)今ねぇ。SEALの曲も、Stevie Wonderの曲もね、聴いているときにねぇ、(光永さんが)口づさむんですよ……。(みなさんにも)聴かせてあげたいですよ!(笑)割と家でも鼻歌とか常に歌っているほうですか?」
 「歌ってますねぇ。ちっちゃい頃よく授業中に歌って、先生に怒られていました」
 「あはは。常に、(歌うことが)染み付いてるんでしょうねぇ。いいなあ」
 「でもね、Latelyはライブでもカバーして歌ったりしてるんですよ」
 「聴きたいですねぇ、それはぜひ。あのー、ライブツアーとかもまたあるんですか?」
 「そうですね、ちゃんと決まってないんですけど、アルバムも出たことですし、全国各地を回れたらいいなと思ってるんで」
 「待っている人がたくさんいると思うんで、ぜひ精力的にライブを行って欲しいなと思います」

 ここで、21日海の日に行われるイベントライブの話が飛び出す。

 「いいですね。夏の海辺で……。海とかって好きですか?」
 「好きですね。個人的にサーフィンとかやるんで」
 「あー、ほんとにスポーツとかお得意なんですねー」
 「好きですねー、体を動かすことが」
 「その他詳しい情報は、光永さんのホームページを見てくださいということなんですが、ホームページでは、何かご自分で書かれたりとかは……?」
 「……は無いんですけど、アルバムのセルフライナーノーツみたいなのは書いたりしてますけど。いずれ、日記みたいなものも書けたらいいなと思ってますね」

 最後に、光永さんの夢について伺う。

「ま、死ぬまで歌を歌いたいなと思ってます。そこが一番最初にあって、あとはすごくリスナーとの距離を近づけたいというか、身近な存在として、自分にとって友達とか家族みたいに、自分の歌がより多くの人に寄り添えるようになればいいなと思います。それが切実な願いですね」
 「……はい。なんかすごく真摯な気持ちっていうのが、(光永さんの)歌から伝わってくると思うんですね。今後も、それをずっと保ち続けていっていただきたいなと、個人的には思います。また何かいつかね、「いつもふたりで」に続く何かをコラボレートできたらいいなと思ってます」  「はい、信じてます!」

 光永さんが去った後、番組のエンディングにおいて、相沢は笑顔でこう語った。

「あのですねぇ……、ラジオを聴いてる分には解らないと思うんですが、(光永さんの)目の前に座って喋ってるんですけど、この1時間番組のうち、何回位ですかね、こっちを見てくれたのは? っていうくらい、目を合わせてくれない!(笑)ほんっとに、噂以上にシャイな男の子っていう感じでしたね。もー、そこに更なる好感を持ってしまいました」

 少年の中にある純粋さを持ち続けた綺麗な人、相沢は光永亮太をそう語った。彼の温かな歌は、聴く人の心を優しく、温かくする歌として歌い継がれていくのだろう。

− ON AIR LIST −

1 いつか君が/光永亮太
2 Always/光永亮太
3 JOY/光永亮太
4 Lately/Stevie Wonder
5 Kiss From A Rose/SEAL
6 Dear…/相沢友子


〈うさぎのちょっとひとりごと〉

 いつも眩しい白さがあるけど、誰にでも馴染み易く気取らないTシャツって感じの光永さん。。。少しはにかんだ笑顔は、とても素敵でした。
 男っぽさの中に見え隠れする可愛らしさを持つ光永さんは、男女を問わず、きっと多くの人を魅了していくんだろうなーと思います。番組の最後に「絶対にコラボレートできる日が来ることを信じてます!」という気持ちを込めて、「信じてます!」とだけ言った光永さんを、マネージャーさんは「変なコメント……」と笑っていましたが、そこがイイんです! はい。