REPORT 7

 
 2002.05.10.Fri

 番組のお便り募集テーマのひとつに「ドラマのような実体験」というのがあって、 あるリスナーから誕生日にまつわる可愛らしいエピソードが報告された。

 外での食事を終え、彼の部屋へ移動する際に買い物を頼まれた女の子。「何でひとりで?」と思いつつコンビニへ行って戻ってくると、部屋の中が真っ暗。「??」とドアを開け、入っていくと、何と玄関からリビングまでキャンドルが灯されているではないですか!!
 ケーキを用意して待っていたくれた彼の「お誕生日おめでとう」の一言。まるでドラマの主人公になったような気分でした・・・

 キャーッ。思わず叫んでしまいましたよ(笑)。
 恋するふたりっていうのはおバカさんなものである。かなり恥ずかしいことを平気でやってのけたりする。だけどそれがふつうに受け入れられちゃうのよね。それが 「恋」ってヤツの、恐ろしくも素晴らしいパワーなのです。

 で、そんなお便りをキッカケに私は「次回放送の5月10日は実は私の31才の誕生日なんだよね・・・」とポロリ。「残念ながらローソクを灯してもらうようなことはなさそうだけどさ」と笑って言うと、ディレクターのミキちゃんが「俺たちがスタジオで灯して待っててやろうか?」とヘッドフォン越しに呟いた。
 「ぜひお願いしますよ!かなり怪しい光景だけどねー」

 そして翌週。スタジオにや?来た私は、そんなやりとりがあったことなどすっかり忘れていたのですが・・・


 収録が始まる直前。いつものようにブースに入り、マイクチェックをしようとスタンバイしていると、いきなりADのマッツンとキクちゃんがケーキにローソクを灯して登場!!
 「あ」と声をもらした私の前で、ものすごく不揃いな(笑)「ハッピーバースデー」が合唱されたのでした。「さすがにスタジオでローソクは灯せなかったので」
と構成作家のケイちゃんが素敵なキャンドルを(後日ヒトミちゃんはキャンドルポットを)くれ、ミキちゃんのデジカメで記念撮影、みんなでケーキを分け合って食べた。

 いや〜、嬉しかったなぁ。
 恋するふたりのようなロマンチックなムードはなかったけど、それでもあったかい愛を感じましたよ。ホントにいいスタッフに囲まれて仕事をしているなぁと、有り難さを噛みしめた夜でした。

 みんな、どうもありがとね。何だか催促しちゃったようで悪いけど(笑)、これからも一緒に「HEART VOICE」を盛り上げていきましょう!
 この現場の楽しい空気が少しでも伝わればということで、今回は相沢友子が自らレポートさせていただきました。


Tomoko Aizawa