ドラマ『龍馬最後の30日』『龍馬の遺言』
ドラマの情報がようやく公開されました。
坂本龍馬没後150年を記念して、
NHKスペシャル『龍馬最後の30日』、
BSプレミアム『龍馬の遺言』の2本が放送されます。
Nスペ版/11月19日(日)21:00-22:00放送(60分)
BS版/12月29日(金)19:30-20:59放送(90分)
主演は新井浩文さん、伊藤淳史さん、筒井道隆さん。
今年1月に初公開された暗殺直前の龍馬の手紙をキッカケに、
そこから導き出された大胆な仮説をもとにして、
大政奉還から暗殺までの龍馬最後の30日間を描いた物語です。
最初にこの企画のことを聞いた時、すごくワクワクしました。
龍馬が成し遂げた功績と、その裏にある様々な思惑。
最後の30日間の動きを細かく検証し、
ある仮説をもとに実際はこうだったのでは?
見方を変えればこういうふうにも考えられるのでは?
と想像を膨らませ、見えない糸をたぐり寄せるように物語を紡ぎ、
このドラマならではの「龍馬」を、
このドラマの中だけに存在する「真実」を探り当てていく・・・
こういう脚本の作り方は私にとって初体験で、
毎度新鮮な発見と驚きの連続。
ドラマというツールを使って時間旅行をしているような、
そんな不思議な感覚でした。
今回はしばらく京都で執筆する時間をもらったんですが、
それも意義深かった。
改めて二条城に行ってみたり、龍馬が身を隠していた近江屋や
足しげく通っていた場所、それぞれの藩の藩邸があった場所、
実際に物語に出てくる事件が起きた場所などを歩いてみると、
その距離感から想像できることがあったり、
見える景色からふと湧いてくる疑問があったり、
グッとイメージが具体的になるというか。
そういうことを感じたり考えたりしながら書いていると、
勝手に創作していることもまるで本当にあったことのように
錯覚する瞬間があって、何とも面白かったです。
それにしても龍馬が暗殺された「近江屋」が
現在「かっぱ寿司」になってるのは衝撃だった(笑)
今の本能寺がアーケードの中にあるのも複雑だったけど、
(『本能寺ホテル』シナハン時に撮った写真です)
それがまた歴史に対する興味をかき立てるんだよね〜。
150年前、坂本龍馬が何を考え、何をやろうとしていたのか。
「もしかしたらこんなことがあったのかも・・・?」
そんな感じでドラマを楽しんでいただけたら嬉しいです。
60分バージョンと90分バージョン、ぜひ両方観てくださいね!
ちなみに京都で滞在したホテルの近くにあったスタバは
六角堂ビューでした。贅沢すぎる借景です。