お疲れ旅行
- 2004/12/17

祐民ちゃんはワンマンライブを、
私はドラマをそれぞれ終えたら温泉に行こう!
そう約束したのはもうかなり前のこと。
それからずっと「終わったら温泉、終わったら温泉」と
自分に言い聞かせ、ハードな日々を乗り切ってきました(笑)。
めだかたちを温泉に行かせちゃったのはそのせいだったかも??
今回は鉄道好きな某アーティストマネージャーさんの勧めで、
SLに乗ってみることに。
そのためにずい分と早起きをしなければならず、
ふたりとも仮死状態で出発したけど、
本物のSLを目にして無事に生還!
ポォーッていう蒸気の音、オイルの匂いと緩やかな振動、
広がる田園風景・・・やっぱり情緒があって素敵だったよ。
ただひとつ残念だったのは、車掌さん(自称SLおばさん)が
ひっきりなしにマイクで喋っていて、終いには歌まで歌い出しちゃって、
ゆっくりと情緒を満喫できなかったこと。
サービス精神でやってることなんだろうけど、
あれってどうなんですかねぇ。
ちなみに写真は急におばさんが歌い出し、
思わず笑ってしまった瞬間です。

旅館に到着し、しばしくつろぐふたり。
ここは古民家を移築して創った旅館だそうで、
ロビーには囲炉裏、柱時計、旧式の電話などがあり、
床や天井の木も味わい深くてすごく落ち着く。
今回の旅のテーマはノスタルジーかなぁ。
とにかく何も考えず、ひたすらボーッとしたい気分だったので、
ピッタリの場所だったと思います。

お風呂もお食事も大満足。
同じ旅館に2泊したので、いつもよりお風呂もたくさん入れた。
3日で9回・・・10回?
トロッとしたお湯でお肌がスベスベになりました。
長風呂が苦手な祐民ちゃんも今回はがんばってたな。
写真は夜撮ったものだけど、温泉は何といっても朝の露天が最高だよね~。
裏の山からよく下りて来るらしく、
入浴中に通りすがりのたぬきと何度か目が合った。
たぬきは温泉入ったりしないのかな?

2日目は近くを通っているトロッコに乗って、
頂上のダムまで往復してきた。
駅も車両も何もかもが小さくてとても可愛い。
山間を縫ってのんびりと走っていくから景色も美しいし。
おまけに天気もよくてもう言うことなし。
SLもいいけど、個人的にはトロッコ楽しくて好きだったなー。

頂上に着いて下り電車の時刻を確認したら、
20分後か2時間半後しかなかった。
ええっ、そんなに長々とダムにいられないし。
かといって20分じゃ走って見に行くしかないじゃん。
しょうがないのでダムは諦めて、
駅前に唯一あった食堂で山菜天ぷらそばを食べる。
これ、あんまり期待してなかったんだけど、
メチャメチャうまかったです!
そしてひと息着いたらもう発車時刻。
往復5時間近くかけてそばだけ食べて帰ってくるって・・・
ああ、素晴らしきかな時間の無駄遣い。
いいのいいの、今の私にはそれが何よりの贅沢なんだから。

こうして楽しい旅はあっという間に終わってしまった。
祐民ちゃんとは3回目の旅行になるけど、
こんなに一緒にいて飽きない人もめずらしいね。
温泉効果ももちろんだけど、
祐民ちゃんの笑える言動のおかげですっかり気持ちが和みました。
どうもありがと。
道中、今年あったいろんなことを語り合ったんだけど、
お互いにとても充実した年だったと思う。
ホントはお疲れ旅行のはずだったのに、
帰ったら祐民ちゃんはイベントライブ、
私は制作発表とそれぞれにまだ仕事が残っているし。
でも、それってとても有り難いことだ。
この調子で来年も突っ走って行きましょう。
それにしても帰りにホームを通過する新幹線を見た時は驚いた。
ふたり同時に「速っ!!」って叫んだもんね(笑)。
いかにこの3日間の時間の流れが緩やかだったかを体感しました。