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金沢へ

  • 2005/02/15

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突然ですが、金沢へ行ってきました。
前にもここで触れたけど、服部祐民子「おんなじものでできている」が
エフエム石川のチャートで見事一位に輝きまして。
ライブのチケットも完売、追加公演まで決定したと聞いたらそりゃ、
友人として、いや一ファンとして観に行かないわけにはいきますまい。
・・・ってなわけで、名古屋のイベントに引き続き
またしても追っかけ旅行です(笑)。

 

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金沢ってキャンペーンでもライブでも行ったことがなくて、
ずっと行ってみたいなーと思っていた街だったんだよね。
頭でイメージしてたのは、写真のような雪国。
祐民ちゃんと大山さんからもさんざん
「雪が凄いですから」「あったかくしてきて」「滑らないような靴を」
などと注意を受けていたので、
これでもか!ってくらいの完全防寒でのぞんだんだけど・・・
いざ行ってみると雪なんてまったく見当たらず。
朝晩にチラつくことはあったけど、4日間ともほぼ快晴だったのでした。

うぅむ。何だかちょっぴり残念だわ。
だって完璧「雪の金沢」って気分でいたんだもん。
だったらもっとお洒落してくればよかったよー・・・
なんて、ブツブツ言ってたのは私だけで、
ライブを演りに来たみなさんにとっては雪で客足が鈍る心配もなく、
楽器の搬入や移動に苦労することもなく、これは大変喜ばしいこと。
私も病み上がりだったんだし、ラッキーと思うべきなのかな。

金沢、今年は雪が少なく、気温も比較的あたたかいそうです。
ちなみに写真は電車から撮ったもので、
越後湯沢を過ぎたあたりの風景。
この辺りはホントに雪深いんだね。
まさに「トンネルを抜けたらそこは・・・」って感じだったよ。

 

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一日目は街へ入るだけだったので、
チェックインをした後、噂の「第七餃子」へご飯を食べに行く。
ここって金沢ではかなり有名なお店なんだって。
皮に牛乳を練りこんだホワイト餃子というのが名物なんだけど、
それ以上にお店そのものが相当にオモシロイ。

まず外観からして、とても飲食店とは思えない。
ビルが丸ごと餃子屋さんなんだけど、何か病院みたいなんだよね。
中に入ると受付と待ち合い室があって、
順番待ちのお客さんでごった返してる。
自販機横の黒いベンチ、無造作に置かれたテレビ、
長い廊下の向こうにはズラリと個室が並び、
「○○号室」と書かれた白いプレートがかけられていて、
一瞬病院だった場所を改装してお店にしたのかと
真面目に思ってしまうほど。でも話を聞いてみると、
わざわざ新しく建てたビルなんだとか・・・不思議。

 

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これがホワイト餃子。たこ焼きみたいでしょ。
個人的には餃子の味よりもお店のインパクトの方が強かったかも(笑)。
すごい数の個室があるにもかかわらず、
常に満員、大賑わいの第七餃子。
みなさんも金沢へ行く機会があったらぜひ一度。

 

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そして翌日。2月13日服部祐民子ライブinもっきりや!!
もっきりやさんというのは昼間は喫茶店をやっている、
小ぢんまりとした、でもとてもこだわりの行き届いた
雰囲気のあるライブハウス。
すごくゆったりとした気分で音楽を楽しめる、
祐民ちゃんの歌にピッタリの場所だと思いました。

ギターのヒラノッチとふたりだけのアコースティック編成。
祐民ちゃんの言葉のひとつひとつと、
その息使いまでもが伝わってくる心地よい緊張感・・・
単にステージと客席が近いからというだけでなく、
心の距離もグッと近づいたような気がする、そんなライブだった。

好きな曲がいっぱい聴けて嬉しかったけど、
特にアンコールの「RIVER」と「マリア」が素晴らしかったなぁ。

 

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何とこの日のライブは夕方4時からのスタートだったため、
軽い乾杯をしてホテルに帰ってもまだ夜の9時すぎという、
滅多にない事態が発生。
本来なら夜の街へ繰り出すところなんだろうけど、
明日もライブがあるので一同おとなしく解散。
ひとり暇を持て余した私はホテルの屋上にある露天風呂に入り、
さらにマッサージまで受けてしまいました(笑)。
ちょっと寂しかったけど、遊びに来てるわけじゃないので仕方ない。
っていうかあたりまえ。

祐民ちゃん、ヒラノッチ、大山さん、
明日もいいライブができるようがんばってください。
心の中でエールをおくりつつ眠りに就きました。

 

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3日目。ロビーに集合し、遅い朝食とお昼を兼ねて
大山さんお薦めの定食屋さんに連れていってもらう。
焼き魚定食、うまくて大満足。
旅先の朝ご飯ってどうしてこんなに美味しいんでしょうねぇ。

 

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その後ライブハウスに入るまでまだまだ時間があったので、
にしの茶屋街までブラブラ歩き、抹茶とお菓子をいただく。
ここのお茶屋さんには昔は芸者さんたちがよく遊びに来ていたそうで、
お客さん同士が顔を合わせないようにとの配慮から
部屋が個室に別れ、裏階段が設けられている。
どのお座敷も広くて風情があって、ものすごくいい感じ。
こんなとこでならいつまででもボーッとしていられそう。
東京じゃちょっとお目にかかれない空間ですな。

 

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こちらはもっきりやにてリハーサルを終えた後、
打って変わって緊迫感漂う一枚。
祐民ちゃんの引き締まった表情が何とも凛々しい。
普段とは別人です(笑)。

ライブ2日目も客席はたくさんの人たちで埋まり、
とてもあたたかい空気に包まれていました。
祐民ちゃんが次に演奏する曲名を口にすると、
「わぁ」と感激の声がもれる。歌が終わるごとに、
それぞれが自分の中で何かを確認するかのように強くうなずく。
アンコールが終わっても拍手は鳴り止まず、
祐民ちゃんが照れくさそうにステージに戻ってくる・・・
そんな光景がすべて優しくて、何だか胸が熱くなりました。

金沢には祐民ちゃんの歌を愛し、
心から応援してくれてる人たちが本当にたくさんいるんだね。
私も、この街でライブを観れてよかったです。

 

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さて、最終日。
ようやく緊張から解放された面々と、束の間の市内散策を楽しむ。
まずは近江町市場へ。
人がいっぱい、蟹もいっぱい、
活気溢れる通りに一気に観光気分が高まる。

 

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途中こんな看板を発見。
咄嗟に金魚を串刺しにして焼いている図を想像してしまい、
「いやーっ!」と叫ぶ。が、恐る恐る屋台を覗くと、
単に金魚サイズのミニ鯛焼きが売られていたのでした。
それで金魚焼きか。あー、ビックリした。

 

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市場内にある回転寿司でお昼を食べる。
これがまぁ、ネタが新鮮で大きくて、
回転寿司とは思えない贅沢な美味しさ!
次から次へと手を伸ばしたくなるものが回ってきて、
もうお腹はいっぱい、ああでももっと食べたい、悔しい。
そんな思いでふと大山氏を見ると、
私たちの3倍はある高さの皿を前にして余裕の態度。
まだ食べる気満々で次のネタを選んでます。
す、すごい・・・

 

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満腹で苦しくなった後は、ひがしの茶屋街へ。
にしの茶屋街よりずっと大きくて、
土産物屋や旅館、他にもいろんなお店がズラリと並んでました。
ああ、金沢へ来たーって感じ。
きっと雪が降ってたら綺麗なんだろうなぁ。

 

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古い街並を散歩し、浅野川を橋の上から眺めつつ、
あっという間に過ぎていった4日間をしばし振り返るふたり。

「楽しかったね」
「また来ようね」

祐民ちゃん、ヒラノッチ、大山さん、お疲れさまでした。
今度はのんびり温泉にでも入りに来ましょう。

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