異世界
- 2007/06/21
脚本の事実検証と取材のために、遺伝子の研究所へ行ってきた。
思いきり文系人間の私にとっては、まったくもって未知の異世界。
遺伝子工学の本をあれこれ買いこみ、読み漁ってみたものの、
難しすぎて半分も頭に入らず・・・(トホホ)
何だか申し訳ない思いで某大学の名誉教授であるS先生のもとを訪ねる。
S先生はヒトゲノム計画において輝かしい実績を残していらっしゃる、
それはそれは偉~~~い方なのですが、
素人の私の質問にも呆れることなく、
分かり易い言葉でひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。
実際に研究所内を案内していただきながら、
設備や機材についての説明を受けたり、研究員の方たちと雑談をしたり。
とにかくすべてが知らないことだらけで、刺激的かつ貴重な経験でありました。
脚本を書く仕事をしていなかったら、
きっと一生かかわることのなかった人たち。
こういう出会いをもらえるのって、本当に素敵だなぁと思う。
ほんの少し覗き見しただけに過ぎないけれど、
頭の中のイメージで創り上げていた風景に、確実に奥行きが出てきた気がする。
この機会をつくってくれたプロデューサーと、
お忙しい中時間を割いてくださったS先生に、心から感謝します。