新潟へ
- 2007/08/22
家族がお墓参りに行くというので、一泊だけ合流してきた。
父の実家は柏崎市のすぐ近くにあるので、
地震の被害も結構大きかったらしい。
子供の頃から寝泊まりしている家は無事だったんだけど、
そこから5分と離れていない親戚の家は、
修繕をしないと住めない状態で、避難勧告が出ているとのこと。
墓石や灯籠も倒れたり砕けたりで、
お寺の本堂の太い柱が25センチも傾いていた。
放射能汚染を心配して新潟産の魚は店から姿を消し、
海水浴に訪れる人もほとんどいない・・・
そんな中で、おじさん、おばさんたちはとても寂しそうだった。
もちろん命に別状はなく、
怪我をしなかっただけでも有り難いことだとは思うけど。
でも、心のダメージはやっぱり大きいんじゃないかな。
だからって何ができるわけでもないんだけどね。
とにかく会いに行きたかった。
現状をこの目で確かめたかった。それだけ。
お墓参りの後、みんなで海に寄った。
人は誰もいなかったし、海の家も閉まっていたけど、
夕日がとてもキレイだった。
兄と甥のナオは釣りに夢中。
姪のマリは貝殻を拾って私にくれた。
ああ、来てよかったな。
来年はいつも通りの「夏」がここに在ってくれるといいな。