セット
- 2007/12/29
撮影隊が奈良から帰ってきて、
都内スタジオでのセット撮影が始まった。
職員室や教室、主人公・小川が住む部屋などの雰囲気を見るため、
差し入れを持って見学に。
この瞬間っていつもかなりワクワクする。
頭の中で想像しながら書いていたものが、
実際に奥行きを持った世界として動き始める感じ。
今回は奈良に何度かシナハンに行っていたので、
美術スタッフと具体的なイメージを共有することができていたと思う。
だから出来上がったセットを見て違和感を抱くことはまったくなかった。
「おお、これこれ、こんな感じ!!」
奈良の古民家を再現した家はどこもこぢんまりとして居心地がよく、
調度品もすべてレトロで可愛い。
こんな家に住みたいな~と思えるあたたかな空間だった。
私がお邪魔した時は職員室でのお芝居を撮影中だったんだけど、
小川を囲む先生たちの何げないやりとりが、
テンポがよくて生き生きしてて、見ていてとても面白かった。
役者さんも美術さんも(もちろん音声、照明、衣装、小道具さんetc.すべて!)
さすがはプロフェッショナルだなぁと感心しきりの私。
現場に行くと本当に大勢の人たちの力が結集することによって、
脚本に命が吹きこまれているんだと実感させられます。
自分がチームの一員であることに幸せを感じ、
もっといいホンをがんばって書こう!と気合いを入れ直した一日だった。