『プリンセス・トヨトミ』撮影快調!!
- 2010/08/15
先月末より映画『プリンセス・トヨトミ』がクランクイン。
今回は(ほぼ)すべて大阪・京都での撮影です。
ずっと現場に行きたい行きたいと思ってたんですが、
先週やっと仕事の調整がついて一日だけお邪魔することができました〜。

この日は京都の撮影所にて、
お好み焼き屋『太閤』のセット撮影日。
堤真一さん、綾瀬はるかさん、岡田将生くん、
中井貴一さん、和久井映見さんと、メインキャストが勢揃い。
会計検査院チームの3人とは過去のお仕事で面識があり、久々の再会に感激。
中井さんとは『私を旅館〜』のゲスト出演&『鹿男』のナレーションと
縁はあるものの、直接お会いしたことはなく、
和久井さんとはこれが初めてのお仕事です。
でも、おふたりとも気さくな方で、何だか初めて会った気がしない。
スタッフもキャストもみんな明るく楽しそうで、
和気藹々とした雰囲気の現場だったからかな。
とても居心地がよく、あっという間に時間が経ってしまった。
これも鈴木監督の優しい人柄が成せる技かしら。
きっとあのあったかい空気は画面を通して伝わって行くんだろうな。

撮影の合間に、美術の荒川さんが制作中のロケセットを見せてくれた。
写真は『太閤』の外観。
撮影所の真ん中に、どーんと空掘商店街の一部が再現されてます。
その中に実際には存在しない『長浜ビル』という古い建物があり・・・
さらに別の場所には延々と続く長い長い地下通路が。
まだ未完成ではあるけど、荒川さんのこだわりが随所に感じられ、
さすがだなぁと感動しました。
説得力のあるセットに説得力のある演技。
荒唐無稽な万城目ワールドが、
ひとりひとりの努力の結集によって着実に具現化されようとしてる。
その過程を垣間みることができて、幸せでした。

で、夜は鴨川の川床でお食事。
たまたま休暇を取っていた海南さんを急きょ誘って、
女ふたりで優雅な時間を堪能しちゃいました。
気温も湿度もそんなに高くなく、
サワサワサワと気持ちのいい風が吹いていて、
気がつくとふたりとも無口になって、川の流れをボーッと眺めていたりして・・・
いやー、やっぱ京都って素敵。
実は数日前までラジオドラマのアイディアが出なくて
かなり焦っていたんだけど、この翌日東京へ帰って打ち合わせしたら、
スルスルって感じで新しい閃きが降りて来た。
やっぱり頭の切り替えって大事なのね。
思い切って出かけてホントによかった。

朝食はイノダコーヒー本店にて野菜サンドを。
見た目通りの懐かしい味。
朝からゆとりの時間を過ごせるのも、旅ならでは。

海南さんが注文したロールパンセット。
メニューの写真ではソーセージに見えた具が海老フライだったことに大爆笑。
これってあり?
そんなこんなで余韻に浸る間もなく執筆に突入、
なかなかブログ更新ができずにいたんだけど、
昨日の夜、現場にいる土屋プロデューサーから実況中継メールが届きました。

大阪府庁前に集まった2000人のエキストラです(!)。
す、すごい・・・・・
このシーンは物語の肝となる大事なシーンで、
何と昨夜19:00から今朝9:00まで、ぶっ通しで撮影の予定とか。
スタッフ・キャストはもちろん、エキストラのみなさんも大変だ〜。
でも、きっとすごい熱気だったんだろうな。
できればその場にいて熱を肌で感じたかったな。
けど、この時私は部屋でひとり原稿直しに追われてました(笑)。

過酷な撮影は無事に終了したかな?
いったいどんな映像になっているのか、今から観るのが楽しみ。
『プリンセス』の撮影は9月上旬まで続きます。
クランクアップの頃に、もう一度現場に行けたらいいなぁ・・・
と僅かな期待を抱きつつ、今日も打ち合わせに出かける私です。