おめでとうございます
- 2005/03/11

「大停電の夜に」の撮影を終え、
パリへ帰っていた永田撮影監督が再び来日。
ゆっくりとお疲れの乾杯もできないままだったので、
源監督、豊川さん、万代さん、荻沼さん、アスミックチームが集り、
「永田さんを囲む会」が開かれる。
撮影現場でのエピソードに始まり、
フランス映画の色彩について、好きな映画について、
今後挑戦したい企画についてなど、話がどんどん転がっていく。
どれも面白くて刺激になることばかりだったけど、
特に役者・監督・カメラマンそれぞれの視点で語られる現場での心構え、
作品への取り組み方は、聞いていてとても興味深かった。
どんなに用意周到に創りこまれたものであっても、
「本番」と声がかかった瞬間からそれはライブであり、
その一瞬はやはりドキュメントなんだという考えには、
うーん、なるほど・・・と頷いてしまった。
数えきれない偶然と奇蹟とが積み重なって
ひとつの作品が生まれていくんだなぁ。
脚本担当としては、そのライブセッションに加われないのが
本当に残念なところ。
まぁ、こうして近くで熱を感じられるだけでも十分楽しいですけどね。
そんなこんなで盛り上がってきたところへ、
突然ローソクを灯したケーキが登場。
永田さんと豊川さんのお誕生日がもうすぐということで、
アスミックチームからプレゼントも渡されました。
写真はまたひとつ素敵に年を重ねたオトナの男のツーショット。
お店が暗かったので「フラッシュたこうかなー」と言ったら、
「ない方が明かりがいい感じですよ」と永田さん。・・・さすが(笑)。
なのでちょっと暗いけど、停電の夜みたいでいいでしょ?

美味しかったチョコレートケーキ。
「Tetsu&Etsushi」って綴ってあるのが妙に可愛い。
おふたりとも「こんなふうに祝ってもらうの久しぶりだね」と
顔を見合わせて喜んでました。
アスミックチームの粋な心遣いが場をいっそう温かくして、
みんなが優しい気持ちになれたような。
幸せのお裾分け、ご馳走さまでした。