no title
- 2005/08/30

南青山マンダラにて行われた服部祐民子ライブ。
2DAYSのニ日目に行ってきました。
今日の祐民ちゃん、いつも以上にカッコよかった!!
立ち姿も表情も揺るぎなく、
気迫というか、鬼気迫るものを感じた。
力強い歌声、溢れ出てくる言葉たち、
ステージを背負って立ち、前へ突き進んで行こうとする意志。
最初から最後まで目が離せず、ただただ聴き入ってしまった。
特に感動したのは、ひとりで弾き語りをしたアンコール。
途中でギターの弦が切れてしまい、誰もがヒヤッとしたのだが、
彼女は一瞬悔しそうに顔を歪めただけで、
潔く演奏を諦め、足を踏ん張ってアカペラで歌い続けた。
自然と、手拍子が生まれた。
「がんばれ、がんばれ」って、客席から声が聞こえてくるようで、
何だか胸が熱くなった。
ライブに行く前に、新しい映画企画の打ち合わせがあり、
高校生の青春ものが原作ということで、
10代の頃に抱えていた悩みや不安、憤りについて延々3時間も話した。
あの頃自分を突き動かしていた原動力は、
どうして思うようにいかないんだろう、
いったいどうしたらうまくいくんだろう、という苛立ちだった。
葛藤は時に大きな力を生む。
ライブを見ていて、なぜかそんなことを改めて思い出した。
詳しくは知らないけど、初日は何かとトラブル続きだったとか。
もちろん裏で何があろうとお客さんには関係ないし、
言い訳はできないんだけど、
もしかして二日目はそれに対する激しい葛藤が
彼女の中に宿っていたんじゃないかと勝手に思う。
ライブって本当にナマモノなんだなぁ。
だからこそ面白いんだよね、きっと。
P.S.完成披露試写会のレポートアップしました!!TVページを見てね。