チェンバロ鑑賞
- 2006/02/06

チェンバロという楽器を知ってますか?
見た目は小さなピアノみたいだけど、音色はまったく違います。
弦をハンマーで叩くピアノに対して、チェンバロは爪で弾くので、
どちらかというとアコースティックギターとかハープに近いかな。
とても繊細で神秘的で、優雅な音がします。
今書いている物語は、このチェンバロがモチーフになってるんだけど、
私は生で見たことも聴いたこともなく・・・
今日は、たまたま知り合いのピアニストの方がチェンバロを持っていて、
演奏を聴かせてくれるというので、自宅にお邪魔させていただきました。
広いリビングにグランドピアノとチェンバロが並んで置いてある光景は、
それだけでもう、何だか圧倒的。
あれこれと質問をし、実際にチェンバロに触らせてもらい、
さらに目の前でバッハの曲を奏でてもらって、
すっかり夢心地になった私でした。はぁ。
今回の脚本は多分、これまで書いたどの脚本より、
静かで、映像的で、感情が抑圧されたものになっていると思う。
自分とはかけ離れた世界で生きている人たちを描くのだけど、
なぜか強く心惹かれるものがある。多分、表面的な設定ではなく、
もっと根源的な部分に共感してるからなんだろうな。
つまり私も女ということですよ。
・・・なんて、思わせぶり?