とるにたらないこと
- 2006/04/12

《1》
トミー・リー・ジョーンズのCMが気になる。
「宇宙人が映画を観て地球人に化けたから、
見た目がトミー・リー・ジョーンズなんだって」と
牛丼食べながら噂しているやつ。
「メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬」を観たばかりだから、
よけいにおかしい。
あの映画に出てくる人たちはみんな孤独で、悲しかった。
語られる言葉は本当に少ないんだけど、場面のひとつひとつから、
それぞれの背景と心情が痛いくらいに伝わってくる。
とても丁寧に創られた映画で、胸に響くものがあった。
最後の台詞が象徴的で切なく、でも希望の欠片も感じられて、
何とも言えない気持ちになった。
なのに、トミー・リー・ジョーンズは今日も
「角煮丼」と書かれた旗の前で缶コーヒーを飲んでいる。
何か、すっごく気になる。
《2》
今さらながら、映画「スーパー・サイズ・ミー」を観た。
朝・昼・晩とマクドナルドを食べ続けるドキュメンタリー。
発想もすごいけど、描かれていく経過もまた驚愕の連続。
食生活が身体に及ぼす影響について、改めて考えさせられた。
以来、めずらしく真面目に自炊生活を試みている。
身体だけじゃなく精神的にも経済的にも
いいことずくめなのは分かりつつ、いつまで続くか自信がない。
だってレパートリーが・・・
とりあえず健康診断にも行っておくか。怖いけど。
《3》
衝動的に部屋の大掃除をした。
要らない服や靴や本やCDを、ダンボール4箱分くらい捨てた。
「捨てる」って大事なことだと思った。
心の中にあるよけいなものも、そろそろ整理していこう。