始動
- 2002/10/02
秋ですね、すっかり。
そろそろ10月期のドラマ陣も続々スタートを切る頃です。
次のドラマの準備をしている身としては、ちょっと背筋が伸びる感じ・・・
打ち合わせは順調に進んでいます。
プロデューサーのヨッシーと毎日のように会い、あーだこーだと物語の
可能性を探っては盛り上がったり、押し黙ったり(笑)。
そんな過程を経て今まさに物語が動き始めたところ。
身体中の血がウズウズして、いてもたってもいられないような、
何だかハイな気分です。
ついこの間、第1話を執筆するに当たり、
まず最初にするべきこと・・・"登場人物の命名"という作業を行いました。
私の場合、だいたいこれで丸一日かかっちゃう。
何といっても"名前に命を宿す"わけだから、軽はずみには決められません。
それぞれのキャラクターにしっくりとハマる音と字が見つかるまで、
ひたすら神経を集中する。しかも、それを十数名分くり返す。
結構疲れます。でも不思議とこの作業が終わると、
朧げだったイメージが鮮明に浮かび上がってくるんだよね。
「ああ、これからこの人たちと11話までおつき合いしていくんだなー」
なんて実感がムクムクと湧いてきたりして。
連続モノはこの感覚がたまらないです。
今度の仲間たちとも最後まで仲良くやっていけたらいいな。
体調が復活するまでは夜遊びを控え、真面目に仕事に励んでいたので、
プライベートはいたって地味なものでした(笑)。イベントといえば
小学生になった甥っ子の運動会を見に行ったくらいかなぁ。
実家(都内だけど)に帰ったのは久しぶりだったせいか、
まだ幼稚園生の姪っ子からは熱烈な歓待を受けました。
とにかくずっとつないだ手を放してくれない。
その感触は愛しいことこの上ないんだけど、
必然として母校の校庭を子供の手を引いて歩き回ることになり・・・
案の定、かつての同級生とバッタリ。
「相沢さんの子?可愛いね!」と言われてしまいました。
(きっと声をかけずにそう思ってる同級生もいたに違いない)
まぁ別にいいんだけどね。
それよりビデオカメラを手にダンナと並ぶ彼女たちを見ていたら、
子供がいてあたりまえの年なんだと改めて自覚。そっちの方が複雑でした。
もしどこかの世界で、母親になった別の自分が生きているとしたら、
会って話をしてみたい・・・なんてことを考えた帰り道。
もちろんそれは、明日放送される「世にも奇妙な物語秋の特別編
"昨日の君は別の君、明の私は別の私"」の影響です。
あ、それからお知らせがひとつ。
「恋ノチカラ」が10月7日から再放送されます。
よかったらまた貫井企画を応援してください!