執筆の合間に・・・
- 2002/10/27
先日、「奇妙」を一緒に創ったチームで集って、
日頃お世話になっている石原隆プロデューサーのお誕生日祝いをしました。
なーんて書くとちょっと大げさだけど、
まぁ美味しいものを食べつつ乾杯をして、
くだらないことから真面目な議論まで延々盛り上がったという・・・
このところわりとスケジュールがタイトで、会議室と自宅を往復するだけの
日々が続いていたので、久しぶりに楽しかった!
石原さんはものすごくシャイな人だから、
お店にケーキとか持ちこんで「ハッピーバースデー♪」ってやるのは
きっと嫌がるだろうね、と話していた私たち。
が、「いやいや、どうせならとことん恥ずかしがってもらいましょう」と
敢えて決行。予想以上に嫌~~~な顔をしていた石原さんが
かなり面白かったです(スミマセン)。
それと、現在撮影中のスペシャルドラマの現場にも
お邪魔させてもらってきました。
これは結構前に書き上げた脚本なんですが(6.15.のDIARYで触れてますね)、
「天国のダイスケへ」という日本テレビの開局50周年記念ドラマで、
年末年始に放送を予定しているものです。
箱根駅伝を走り、その後実業団での活躍を期待されながら、若くして病気で
亡くなられてしまった佐藤大輔くんという選手の人生をモチーフに、
彼を追いかける新聞記者との友情を描いた半分ドキュメンタリーの物語。
「恋ノチカラ」を書き終え、ラブストーリーの依頼が相次いでいた頃に
お話をもらって、最初は「なぜ私に?」と戸惑ったんですが・・・
基本的に男同士の友情ものは大好きだし、
"走る人たち"にも興味を持っていたし、
何より大輔くんのお父さんが書いたという文章と、
制作スタッフの真摯な情熱に感銘を受け、引き受けさせていただきました。
実際に書いてみて、非常に考えさせられることや勉強になることが多く、
私にとってはとても貴重な経験だったと思っています。
主演の福山雅治さんとも撮影に入る前にお会いして、
いろいろとお話しました。
福山さんの第一印象は、「こんなにいい声の人だったっけ?!」でしたね。
もちろんお顔やスタイルはみなさんもよーくご存じの通り・・・ですが、
それより声に驚いた。
あたりまえだけど「ああ、やっぱり歌ってる人なんだなー」
と改めて感じたというんでしょうか。
脚本の内容やキャラクターについて以外にも、
私が音楽をやっていたという話からデビューがほぼ同期であることが
判明(確か一年違い)し、当時の音楽事情の話に花が咲いたりなんかして。
何か・・・ああいう感覚って不思議。
私には"故郷"と呼ぶべきものがないのでよく分からないんだけど、
同郷の人に会った時ってこういう感じなのかな?ってちょっと思いました。
ま、そう感じたのは私だけかもしれないけど(笑)。
役者さんというのは打ち合わせやお食事の席などでお会いする時は
さほど構えることもなく、砕けた話ができたとしても、
なぜか現場に行くと近寄り難い感じがしちゃうんですよねー。
モニターで台詞を喋ってるところなんか見たら、もうその人は役そのもの、
別の人格だって認識を持ってしまうから、
どう接していいか分からなくなる。
そのドキドキがまた楽しかったりもするんですけどね・・・
今回は当然面白オカシイお話ではないわけで、現場にも独特な緊張感が
あり、できるだけ邪魔にならないように息をひそめていました(笑)。
でもそこにいるだけで熱がヒシヒシと伝わってきて、いい感じでした。
きっと素晴らしいドラマになると思いますので、期待していてくださいね。
そんなふうにして周囲から刺激をもらいつつ、
連続ドラマの執筆の方は今のところ順調に進んでおります。
最近ラジオを通して縁ができた(レポートが近々UPされます)「LIPNITZ」と
いうバンドのアルバムがお気に入りで、よく聞きながら書いてます。
まだまだ先は長いですが、たまには手抜き・・・ではなく息抜きをして、
がんばっていこうと思いまーす。