NY
- 2007/02/20
一週間ほどプライベートでニューヨークへ行ってきた。
昨年から取り組んでいた脚本づくりが一段落して、
少しの間待機状態に入ったので、今のうちに気分転換。
ニューヨークには友人がいっぱい住んでいて、
「おいでよ、おいでよ」とずーっと言われ続けていたのだけど、
飛行機に長時間乗るのが苦手でなかなか腰が上がらずにいた。
でも、そんなこと言ってちゃもったいないよね。
世界は果てしなく広くて、
その気になれば私たちはどこへだって行けるんだから。
・・・と、これまでの消極的な自分を反省し、思いきって空へ。
今年のニューヨークは記録的な暖冬だと聞いていたのに、
私が到着した日から雪が降り始め、何と翌日は久々の大雪に(!)。
空港も閉鎖になったとのことでビックリ。
一日ズレていたら足止めを食っていたのね。助かった。
写真は初日の朝、吹雪の中パニーニを買いに行った時のもの。
ありえない寒さに震え上がっているけど、
初めてのニューヨークに興奮しているため、
表情はメチャメチャ嬉しそうです(笑)。
というわけで、前半は地元の人たちでさえ
家に閉じこもりたくなるほど寒~~~い日が続いた。
気温は多分マイナス5度から10度くらい?
必然的に行動もインドアが中心になる。
MOMAは期待以上に面白くて大満足だった。
教科書やテレビなどで見ていた名画たちを、
こんなにいっぺんに生で見ることができるなんて。
私は絵に詳しいわけじゃないし、専門的なことはよく分からないけど、
それぞれの作品から伝わってくる底知れない力に圧倒され、心が震えた。
絵画だけじゃなく、様々なジャンルの近代アートが展示されているのも楽しい。
本当に一日中いても飽きないって感じだったなぁ。
写真はフロアの一角、
まるで作品のひとつであるかように切り取られたニューヨークの街並み。
ある意味どんな絵よりもインパクトがあったかも。
友人たちと会って、ゆっくりお喋りも楽しんだ。
みんな「よりによってこんな季節に来なくても・・・」
と同情してくれたけど(笑)、
私としてはニューヨークでの彼らの生活に興味があったので、
部屋にお邪魔させてもらうだけでも十分なイベントだったりする。
どの部屋も個性的で、創意工夫に溢れ、
自由気ままな空気に包まれていて、すごく居心地がよかった。
既製品で満足してたら、あの空気は生まれないんだろうな。
手をかければかけただけ自分たちの居場所に愛着が湧いてくる。
それって大切で素敵なことだと思う。
私も模様替えしたくなってしまった。
友人たちの多くは音楽をやっているので、
たまたまライブがあったらいいなと思ってたんだけど、
残念ながらタイミングが合わず。
そんな中「スタジオでデモテープのレコーディングをするから見学に来る?」
とのお誘いを受け、張りきってついていきました。
が、ドラム・ベース・ギターのセッションを大音量で聴いているうちに、
時差ボケで寝不足だったせいか爆睡してしまい・・・
目を覚ましたらいつのまにか曲が出来上がっていた(笑)。
うーん、失礼極まりないけど、これもまたよき思い出?
おかげさまで後半はご覧の通りの快晴!
気温も少しずつ上がり、雪を溶かしてくれたので、
郊外のアミューズメント施設までドライブしたり、
ダウンタウンを散策したりと、結構アクティブに動き回った。
最初は寒さで耳がちぎれそうになり、慌てて帽子を買って、
5分置きにお店に駆けこんで・・・と大騒ぎしてたけど、
そうしてるうちに慣れてきて、
気づけば朝から日が暮れるまで外をブラブラしていた。
こんなこと、ちょっと東京じゃ考えられない。
見るものぜんぶが新鮮で、ただ歩いているだけでワクワクするなんて、
何だか子供の頃に戻ったみたい。
そんな気分を味わえることが、旅行の何よりの醍醐味なのかもね。
雪のニューヨークって本当に美しい。
次はできれば初夏とか秋とか、もっと過ごしやすい季節に来たいと思うけど、
この景色はしっかりと目に焼きつけておこう。
最終日は地下鉄に乗ってブルックリンのベッドフォードへ。
マンハッタンに比べるとこぢんまりとした印象の街だけど、
お洒落でこだわりのあるショップが立ち並び、充実度は満点。
日本へのお土産を探しつつ、あちこちで買い物してきました。
写真はお昼に食べたデュモント・バーガーのハンバーガー。
これ、ヤバいです。
パンはフワフワ、お肉はずっしり重たいのにしつこくなくて、
もう最高に美味しい!!
イタリアン、チャイニーズ、韓国料理、マレーシア料理、
ステーキ、ベーグル、パンケーキetc...
この一週間で美味しいものをたくさん食べたけど、
個人的にいちばん感動したのはこのハンバーガーだったかも。
やっぱり本場は違うのね。
ああ、もう一度食べたいよぉ~。
あっという間に過ぎてしまった一週間。
とうとう最後まで時差ボケが抜けず、身体はボロボロになったけど、
それでも心は「まだまだ物足りない」って叫んでた。
※結論→今度は最低2週間の休みを取って、近々また行きましょう。
ニューヨークで共に時間を過ごしたすべての人たちに心から感謝を。
この旅で得たパワーを胸に、そして再会の日を楽しみに、
明日からまたがんばっていきます。