no title
- 2007/12/16
いよいよ「鹿男」の奈良部分のロケがスタートしました。
私も監督との打ち合わせを兼ねて、現場にお邪魔してきましたよ。
目覚ましテレビでご覧になった方もいるかと思いますが、
初日は飛火野という場所で、一日中たくさんの鹿たちに囲まれながらの撮影。
気温は零下に迫る勢いで、雨が降ったり止んだり、
しかも鹿さんたちはまったく言うことを聞いてくれず(あたりまえ?)、
スタッフのみなさんは大変な苦労をされている様子でした。
それを見ながら「あんなこともこんなことも書いちゃったけど、
大丈夫かなぁ・・・」と、ちょっぴり不安と罪悪感を感じていた私。
改めてこのチームは何だかすごいことをやろうとしてるんだなって実感しました。
雌鹿ちゃんはいいとして、扱いづらいのが角の生えた雄鹿くんたち。
(角切りされていることも多いです)
鹿せんべいを持った玉木さんに果敢なタックルを繰り返すので、
スタッフがどうにか別の場所へ誘導します。
これが結構難しいんですよ。
でも、そのうちだんだん馴れてきて、
鹿使いと呼ばれるスタッフが登場するかも?
夕方からホテルへ戻って脚本の直しと新たなプロットの打ち合わせ。
それが終わった後、みんなで焼き肉を食べに行く。
地方のロケは、役者さんや現場のスタッフと
ゆっくり話せる時間があるから嬉しいなぁ。
何だか心なしか距離が縮まるような気もする。
二度目のシナハンに行った時も、
美術や製作進行のスタッフと一緒にお食事させてもらったんだけど、
映像にする際の具体的なアイディアをディスカッションしているのを見て、
とても刺激になりました。
おかしかったのは、卑弥呼がどうしたとか、
日本の信仰の在り方についてとか、そんなことを話していたら、
隣で飲んでいたイギリス人の歴史研究家の方が、
「あなた方のお話がとても興味深いので、仲間に入れてもらえませんか?」
と言ってきたこと。
もちろん「どうぞどうぞ」と歓迎しましたが、
私たちは「鹿男」に出てくることについてしか詳しいことを知らないわけで、
今いち話題が広がらず・・・最後は結局サッカーの話とかをしてた(笑)。
でもそれが妙に楽しくて、意外と盛り上がったんだよね。
ちょっと話が逸れたけど、今回も焼き肉を食べつつ楽しい時間は過ぎていき、
みなさんは翌日も早朝から撮影なので、ほどほどのところで解散。
私は帰宅して原稿を直すべく、翌日の午後には東京へ戻って来ました。
もうちょっと奈良にいたかったけど、
これからもしょっちゅう行くことになりそうだし、まぁ、いっか。
だんだん奈良の街にも詳しくなって来ましたよ~。
機会があればお気に入りの場所など、今度紹介したいと思います。