奈良情報・3
- 2008/03/29
「鹿男」放送が終了して一週間以上経ちますが、
いまだにみなさんから「終わったのが信じられない」「寂しい」
といったメールがたくさん届いてます。
27日の木曜日には「思わずチャンネルをフジテレビにしてしまい、
『ああ、もう鹿男は終わったんだった』と思ったら力が抜けた」
という言葉までいただき、ちょっと驚き。
奈良の風景と喋る鹿、そして万城目さんが紡ぎ出した独特なストーリーが
見る人を不思議な世界へ連れていき、
気づけばそれがクセになってしまっていた・・・という感じなのかな。
脚本を書いていた私や、ドラマに携わった他のスタッフにも
少なからずそういう感覚があるので、何となく分かるような気がします。
そんな「鹿男」症候群に陥っている方々は、
ぜひ実際に奈良に足を運んでみてください。
小説やドラマから受けた印象そのままの空気に、
きっと触れられると思いますよ。
今回は小川先生と鹿がいつも会っていた場所、
「飛火野」で行われている「鹿寄せ」について。
ドラマのエンディングで走ってくる鹿の映像が話題になり、
公式HPでも公開されているので、
ご存知の方も多いかと思いますが・・・
あのシーンは鹿愛護会が行っている
「鹿寄せ」という技術を借りて撮影しています。
シナハンで奈良を訪れ、初めてあの光景を目にした時は衝撃でした。
ホルンの音につられ、森の奥から鹿の大群が一目散に
こちらへ向かって走ってくる!これはちょっと壮観です。
気づけば周囲は鹿でいっぱい。
鹿せんべいを持ってボーッと立ってたりすると、
雄鹿にどつかれたりします。実はちょっと怖かった(内緒)。
奈良大和路キャンペーンの期間中は、
毎日無料で観覧ができるそうで、かなりの賑わいを見せていました。
ただ、残念ながら3月18日でキャンペーンは終了してしまったとのこと。
もしどうしても見たい場合は来年のキャンペーンを待つか、
または鹿愛護会に連絡をして、個人的に観覧料を支払えば
行ってくれるみたいです。
鹿さんたちには奈良公園に行けばいくらでも会えますが、
飛火野という広大な敷地を走ってくる鹿の姿は本当に美しいので、
興味のある方はぜひ。