帰ってきました。
- 2008/05/20
10日間思う存分楽しんできました。
どこへ行っていたかは写真を見れば一目瞭然ですね。
そう、前からずーーーっと行きたいと思っていたイタリアです!
まず最初はフィレンツェから・・・
お目当てのウフィッツィ美術館は間の悪いことにお休みでしたが(笑)、
いろんな人から言われていた「フィレンツェは街全体が美術館だよ」
という言葉は本当でした。
どこを歩いても歴史ある美しい建物ばかりで、思わずうっとり。
こんな日常の何気ない風景が絵になっちゃう。
おじさんの足の間に挟まっている犬が何とも可愛いでしょ。
私が泊ったホテルは中心街から少し離れた場所にあるので、
ホテルの自転車を借りて外出します。
アルノ川沿いを10分ほど走り、
かの有名なヴェッキオ橋が見えてきた時は感動だった。
写真は「ついに来たぞ~!」と心で叫んでいるところ。
ホテルの部屋はキッチンつきのメゾネットタイプ。
何か自分の家みたいで寛げる。
窓からふと外を見ると、いい感じに年を重ねたご夫婦が、
プールに足を浸しながら楽しそうにお喋りしてます。
いいなぁ~、素敵だなぁ~。
ちなみにこれは夜8時近く。
イタリアは9時頃まで暗くならないので、
時差も相まって感覚が狂いまくりです。
続いてはベニス。
本島のホテルはどこもお高いので、
私は近くのリド島という島に滞在。
ヴェネチア映画祭の会場があるところですね。
サンタルチア駅を出たらすぐに運河で、そこから水上タクシーに乗ってリドへ。
何だこれ~、すげぇ気持ちいい~、とまたもやテンション急上昇です。
リドはアドリア海に面したリゾート地なので、
本島とはまったく雰囲気が違います。
海水浴シーズンの一歩手前だったこともあり、
人もそんなに多くなく、静かでとても落ち着きました。
もちろん水の都の散策もしっかりして来ましたよ。
写真はお馴染みサンマルコ広場のカフェ・フローリアン。
ベタだけどここでお茶を飲みながら生演奏聴いてみたかったんだよね(笑)。
私はお酒が飲めないので、カフェめぐりが大きな旅の楽しみのひとつ。
各地でお茶を飲み歩いたけど、ここで過ごした時間は格別だった。
ベニスという街そのものが現実離れしていて、
不思議な世界に入りこんだ気分にさせられるから、
きっとなおさらだったんだろうな。
そしてお約束。これは食べておかないと~。
この日はメチャメチャお天気がよく、日差しも強かったので、
冷たいジェラートが身体に染みました。
ミラノではトラム(路面電車)を利用しつつ、あちこち歩き回りました。
「最後の晩餐」はテレビや映画の画面で何度も見ているせいか、
目の前にあるのに何だか遠い感じがして、
今ひとつ実感が湧かなかった・・・
けど、ダヴィンチがここにいたんだ、と思うとやっぱり凄い。
それだけでも十分満足。
ナビリオ・グランデ運河にあるピッツェリアで食べたマルゲリータ。
デカいです。
イタリアではシェアして食べるという感覚があまりないので、
みんなこれをひとり一枚ペロリと平らげます。す、すごい。
ピッツァももちろん美味しかったけど、
何といってもパスタが最高だったなぁ。
どこで食べてもモチモチしていて、ホントにたまらなく美味しい。
日本ではあまり食べないんだけど、
ボンゴレビアンコにすっかりハマってしまいました。
名残惜しい思いを残しつつイタリアとはお別れ。
最後にロンドンで寄り道です。
イタリアの人はみんな明るくて優しい。
しかも英語が聞き取りやすい。
イタリア語もがんばって少し覚えていったので、
コミュニケーションを取るのに困ることはまったくなかった。
ところがロンドンに着いた途端、
あまりの早口英語に何を言われているかサッパリ分からず。
一瞬頭が真っ白(笑)。
慣れて来るとどうにかこうにか対応できるようにはなったんだけど、
何と言うか、さすがロンドンは大都会。
イタリアの緩さ(いい意味で)にどっぷり浸かっていた身としては、
すべてが効率よくパキパキと運んでいくあのスピード感に、
しばしついて行けませんでした。
でも、それはそれで悪くないんだよね。
ロンドンはシックで清潔で、凛とした街。
道ゆく人たちも洗練されていて、見ていて楽しい。
イタリアとはまた違う魅力があって大好きになりました。
タクシーでハイドパークを抜ける際、乗馬を楽しむ方々と遭遇。
優雅な眺めですなぁ。
タクシーも広くて綺麗で乗り心地抜群です。
ロンドンは「食事が美味しくない」という
イメージを持っている人が多いみたいなんだけど、
個人的にはまったくそうは思わない。というより、
ロンドンで口にしたものはどれもこれもメチャメチャ美味しかった。
さすがにご飯粒が食べたくなっていたこともあり、
久々に中華料理店に入ったんだけど、これが大ヒット。
リージェンツパークのガーデンで食べたステーキも、
街角のクレープ店で食べたタンドリーチキンのクレープも、
そしてホテルで出されたアフタヌーンティーも・・・
ぜんぶ東京にあったらもう一回食べに行きたい!と思う。
特にこのスコーンはヤバいです。
温かくてしっとりしていて、何個でも食べられる。
ああ、思い出すだけで幸せ。
ホテルのスタッフのお兄さん(といっても年下だと思われる)と。
どこのホテルのスタッフもみんなフレンドリーで親切だった。
私のつたない英語にも嫌な顔ひとつせずに応じてくれるんだから、
接客業って大変だな。
次は彼らに迷惑をかけないよう、もう少し勉強をしていかないと。
こうして夢のような日々は瞬く間に過ぎていきました。
東京に戻ってからすぐに仕事が再開したんだけど、
未だに日常生活に復帰し切れず・・・
気がつくと次はどこに行こうかな、
なんてボンヤリ考えてる自分がいます(ダメだな~)。
旅は多くの発見と感動を与えてくれるし、
様々な経験を通して自信や勇気も生まれるし、
本当に価値のあるものだと実感しました。
また見知らぬ世界への扉を開く日を楽しみに、
しっかりと地に足をつけて、これからもがんばっていこうと思います。
37才は素敵なことがいっぱいありそう。
HPを通して届いたお祝いメッセージ、嬉しく読ませていただきました。
遅ればせながらだけど、どうもありがとう!!