お疲れさまでした!
- 2008/07/16
映画「重力ピエロ」がついにクランクアップ。
最終日は、幼い頃の泉水と春が両親と一緒にサーカスを観ているという、
とても大切な回想シーンの撮影でした。
休園日のサーカス小屋を借りて、
実際に行われている空中ブランコを目の前で何度も披露してもらう・・・
そんな贅沢な状況で、何だかちょっと楽しい。
でも、ほとんどが子供連れのエキストラの方々は、
蒸し暑い中これでもかと照明を当てられ、
長時間ずっと座りっぱなしでかなり大変そう。
ブランコ乗りの方々も、台本に沿った形で
普段とは違う動きを要求されて苦労している様子。
だけど皆さん真摯な態度で、自分の役割を最後まで演じ切ってくれました。
こういう光景を間近で見ていると、本当にたくさんの人たちの協力があって、
ひとつの作品が出来上がっていくんだなぁと改めて実感させられる。
脚本家は現場にいても何の役にも立たなくて申し訳ない気持ちになるけど・・・
自分が書いた一行がどんなふうにして映像になっていくのか。
それを見届けることで、いつもいろんなことに気づき、
大きなパワーをもらえるから。
だから、やっぱり私は現場の空気に触れるのが好きです。
休憩中も子供たちに大人気で忙しそうだったピエロさん。
この格好で空中ブランコにも乗っちゃいます。
泉水と春の子供時代を演じてくれた熊谷智博くんと北村匠海くん。
加瀬亮さんと岡田将生くんの面影がちゃんとあって可愛いでしょ~。
「写真撮っていい?」とカメラを向けたら、
肩を組んでポーズを決めてくれました。
さすが役者さん・・・将来が楽しみなふたりです。
長かった撮影もようやく終わり、
ゴールが遠くに見えて来た感じ。
公開まではまだ時間がかかるけど、
きっと素敵な作品に仕上がると思います。
どうぞ楽しみに待っていてくださいね。