Autum in New York
- 2008/10/03
現在携わっている映画脚本のプロットづくりが終わり、
諸々の調整&確認のため、しばしの待機状態に入る。
その間を利用して「今がチャンス!」とばかり、
秋のNYへ行ってきました~。
NY在住の友人宅を訪ねたり、
親戚の家でホームパーティーを開いてもらったり、
たくさんの素敵な再会を果たすと共に、
今回はハーレムからロウアーマンハッタン、
ブルックリンに至るまでくまなく散策、
ベタな観光スポットもいろいろ回って来ましたよ。
前回は真冬で、しかも大寒波到来で大雪が降っちゃって、
観光どころじゃなかったからね(笑)。
リベンジするには最高の季節でした。
まずは自然史博物館。
館内のあちこちを子供たちが走り回る、とても気軽な雰囲気。
美術館もいいけど、地球の神秘や生物の謎に触れるのも楽しい。
特に恐竜のコーナーはワクワクしたなぁ。
気づけば自分も子供の視点になっていて、
好奇心の赴くまま、展示物の前であれこれ空想を膨らませているうちに、
あっという間に時間が過ぎてしまった。
お決まりのブロードウェイミュージカル。
何を観ようかな~と散々迷ったんだけど、
今回は初めてということで無難に『オペラ座の怪人』をセレクト。
時差ポケで寝ちゃうかも・・・とかなり不安だったけど、
最初から最後までしっかり見届けることができました(笑)。
本場のミュージカル、しかもロングランの古典作品。
これはもう感動の嵐で号泣するに違いない!
という多大な期待を抱きすぎたためか、若干拍子抜けした感もアリ。
それでも十分楽しめたし、もちろん凄いと思ったし、
何より「ブロードウェイでミュージカルを観ている自分」
という事実だけで満足なので、行ってよかったと思います。
『オペラ座の怪人』はロンドン発のミュージカルだったのね。
次回はもっとニューヨークらしい、
ハッピーで元気になれる作品を観に行こうかな。
タイムズスクエアって、新宿の歌舞伎町みたいなもん?
と、漠然とした(かなり大雑把な)イメージを持っていた私。
実際に行ってみて、想像を遥かに上回るスケールの大きさに圧倒されました。
いや~、何か、すごい・・・・・・
世界中から集まって来た観光客が交差点を埋め尽くし、
さながらカーニバルのよう。
雑踏の中に立っていると、知らず気持ちが高揚してくる。
地元の人たちからすると敬遠したくなる場所なのかもしれないけど、
これは一度は見ておかないとって感じがするよね。
さすがです、ニューヨーク。
ブルックリンブリッジパークから見たマンハッタンの夜景です。
基本的に夜景とかそんなに興味ないんだけど、
これも実際に見てみると想像以上に綺麗でよかった。
極彩色のキラキラが水面に映って何とも幻想的。
夜風も心地よくて最高だった。
オータム・イン・ニューヨークといえば・・・
やっぱりセントラルパークでしょう!
到着して2~3日は雨が降ったり止んだりで肌寒い日が続いてたんだけど、
やっと太陽が顔を出し、気持ちよく晴れ渡った日を選んで、
のんびりお散歩に出かけました。
数々の映画に登場した見覚えのある風景が次々と現れ、
歩いてるだけで飽きない。しかもどこもホントに綺麗。
深呼吸すると心がフワァと軽くなる。
こんなふうに過ごす時間って大切だよね。
セントラルパークもよかったけど、
私が今回の旅でいちばん気に入った場所はここ、
ブライアントパークです。
タイムズスクエアからちょっと離れた場所にある、
公立図書館と隣接している小ぢんまりとした公園なんだけど、
広々とした芝生にテーブルと椅子がたくさん並べられていて、
まるで公園全体がオープンテラスカフェのよう。
そこで食事をしたり、お茶を飲んだり、読書をしたり、うたた寝したり、
みんなが自由にそれぞれの時間を楽しんでる。
何とも居心地がよく、穏やかな時間が流れています。
ニューヨークって大都会なんだけど、
ビルとビルの間に、緑に囲まれた憩いの場が忽然と出現するんだよね。
交通量の激しい大通りの真ん中に
ベンチや椅子が置かれていることもめずらしくないし。
そういうスペースのゆとりが心のゆとりにつながるっていうか、
すごく羨ましいなと思います。
そんなこんなで素敵なオープンスペースがたくさんあるので、
今回はカフェに入った回数が少なかったんだけど・・・
その中でも印象に残った、チェルシーの素敵なカフェ。
ルーフ付きのテラス席があるので、
雨が降ってもガーデンを楽しめます。
私、無類のガーデン好きなので、これは嬉しかった。
こちらはマジソンスクエアパーク内にあるハンバーガーショップ。
かなりの人気店らしく、常に行列ができてました。
普段なら空腹を我慢して行列に並ぶなんてことは
絶対にできない私なんですが、
ここのバーガーは本当に美味しいという評判を
あちこちで聞いていたので、大人しく30分待つことに・・・
で、出て来たのがこれ。美味しそうでしょ~。
いや、美味しいんですよ、評判通りでした、マジで。
大きさもアメリカのバーガーにしては控えめでちょうどいい。
並んだ甲斐がありました。
もうひとつ、食べて感動したのがこれ。
ロウアーイーストサイドにあるカフェのブルーベリーパンケーキ!
パンケーキ大好きの私ですが、
もしかしたら今まで食べたものの中でいちばん美味しかったかも。
フカフカでしっとりの生地の中にブルーベリーがいっぱい入っていて、
メープルバターをたっぷりかけて食べると、
口の中でほどよい甘味とベリーの酸味が絶妙に溶け合います。
ああ、思い出しただけでお腹が鳴る・・・(笑)。
毎朝でも食べたいよ~。
メチャクチャ幸せそうな顔してます。
続いてイーストビレッジのウクライナ料理店で食べた、
ビーツという赤かぶと豆のボルシチスープ。
酸味が効いててサッパリしてて、お腹にも身体にも優しい感じ。
一緒に食べたロールキャベツもgoodでした。
ブルックリンのメキシコ料理店で食べた、
エビ・マッシュルーム・ブラックビーンズ入りフライドライスのブリトー。
日本で食べるメキシカンとはぜんぜん違う、大人の味。
つけ合わせのブラックビーンズも甘くないお汁粉みたいですごく好みだった。
今回、日記に載せるものを選ぼうと旅写真をチェックしたところ、
食べ物が大半を占めていることに気づき、
自分でも呆れてしまいました。
でも、食べ物の写真を見ると、不思議とその時どこに誰といて、
どんなことを話したのか、鮮明に思い出したりするんだよねぇ。
え、そんなことない?私だけ??
そして帰国する日の朝、空港へ向かう車の中で最後に食べたのは、
やっぱりベーグル。
こればっかりは、なかなか日本では同じ味には出会えない。
不思議とベーグルは大きくてもサクッとぜんぶ平らげちゃうんだよね。
だって美味しいんだもん。
というわけで、結局食べ物だらけの旅日記になっちゃったけど・・・
約一週間、思い切り満喫してきました!
NYはエリアによって本当に雰囲気が違って、
様々な顔を持つ奥深い街だなぁと思います。
まだまだ私はほんの、ごく一部を齧った程度なので、
これからも繰り返し訪れて、その魅力を探求していきたいです。
タダくんとタカコちゃんを始めとする、
NYでお世話になったすべての人たちへ感謝をこめて。
I Love NY!!