リチャード先生、さようなら
- 2011/05/20
児玉清さんのお通夜に参列してきました。
あまりに突然のことだったので、何だか実感が湧かず・・・
児玉さんとは連続ドラマ『恋ノチカラ』『鹿男あをによし』で
ご一緒させていただきましたが、画面で見るイメージ通りの素敵な紳士で、
かつ作品に取り組む姿勢はとても熱く、
同時に子供のようにお茶目な一面も持ち合わせていらっしゃる、
本当に魅力的な方でした。
また近いうちにお仕事させていただけたらと勝手に思っていたのですが、
それももう叶わないのかと思うと、残念でなりません。
ただ、亡くなる前に映画『プリンセス トヨトミ』を
ご覧になってくださったそうで、
「面白かった」と言っていただいたと聞いて、心から嬉しく、
公開を間近に控えたチームにとって何よりの大きな励みとなりました。
(『鹿男』『プリンセス』はどちらも万城目学さん原作で、
制作チームもほぼ同じメンバーです)
世の中の大半の人は、
「児玉清といえばアタックチャンス」という印象が強いと思いますが、
私の中ではやっぱり鼠の使い番・小治田教頭です。
愛らしくて憎めないリチャードを演じてくださった児玉さん、
本当にどうもありがとうございました。
どうか『プリンセス』の公開を、いつものあの優しい笑顔で、
天国から見守っていてくださいね。