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22日に行われた西本明さんのライブに行って来た。
西本さんは私が音楽活動をしていた時に、
3枚のアルバムを一緒につくってくれたサウンドプロデューサー。
西本さんのピアノの音色はどこまでも透明で、凛としていて、
聴いているとなぜか切ない気持ちになる。
心の奥に眠っている遠い記憶の扉が開かれるような、
そんな感じがするんだよね・・・知ってる人は分かるでしょ？

昨年、とある場で尾崎豊さんのレコーディングメンバーと
久しぶりにセッションする機会があり、
「せっかくだからライブでもやろう」と盛り上がり、
T0P STONEというバンドを結成したそうです。
会場にはたくさんのミュージシャンが集っていて、
私もレコーディングやライブでお世話になった方たちばかりで、
当時のことを懐かしく思い出しました。
なんせ20年くらい前の話だから（！）
ちょっぴり感慨深い気持ちになっちゃったよー。

でも、ステージ上のおじさまたち（失礼）はみんな少年の顔で、
今を思う存分楽しんでるのがバシバシ伝わってきて。
ああ、なんか変わんないんだなって思った。
時間が経って、見てくれはだいぶ大人になって、
それぞれにあの頃とは違う世界があって。
それでも実は、なんにも変わってない。
そのことに、なんだかすごくホッとした。
やっぱり音楽はいいな。って、嬉しくなった。

西本さんが演奏の合間にオンマイクで呟いた、
「あー楽しい、ホント楽しい」って言葉が印象的だった。
そんなふうに言える場所を持っていることは、
とても幸せなことだ。