そして気づけば5月
- 2016/05/06
この数ヶ月、お仕事に邁進しておりました。
ちょっとイレギュラーな事態発生で、
右も左も分からない場所にいきなり放り込まれ、
出口を求めてひたすら全力疾走するような、
そんな過酷な日々でしたが・・・まあ、何とか無事に生還。
「何ごとも為せば成る」の精神をこれでもかというほど学んだ、
ある意味貴重な経験だった。
とはいえ、まだ病み上がりの身ですから。
なるべく生活リズムを乱さないよう心がけ、
時々気分転換はしてました。
野田MAP公演『逆鱗』を観に行ったりとか。
野田さんの舞台を観るのは十数年ぶり。
ずっと変わらない世界観が懐かしく、
時を経て自分の物事の見方や感じ方が変化していることに
妙な感慨を覚えた。
人は成長する。
変わったものも、変わっていないものも。
どちらも等しく愛おしいと思う。
シルク・ドゥ・ソレイユ公演『トーテム』を観に行ったりとか。
シルク・ドゥ・ソレイユは初体験。
前からずっと観てみたいと思っていたので興奮した!
思わず息を吞む離れ業の数々、煌びやかな衣装や幻想的な光と音楽、
理屈を超えて圧倒される世界っていい。
頭が空っぽになってとても心地よかった。
古川雄輝くん主演の舞台『イニシュマン島のビリー』も観ました。
すごく重くて暗い話なのに何だか笑えるという、
シニカルでブラックなコメディー。
『スポケーンの左手』もそうだったけど、
こういう世界、結構好きです。
人は滑稽な生き物。
でも、だからこそ美しい。
古川くんは身体に障害を負った青年役を熱演していた。
やっぱりこの人は心に闇を持つ影のある役が似合うと思った。
いろいろ悩んだり落ち込んだりしている時に、
ひと時現実を忘れさせてくれる。
エンターテインメントって素晴らしいね。
あとは、打ち合わせの合間を縫って、
大好きな友だちと一緒に美味しいものを食べること。
何だかんだいって、それがいちばんのパワーの源です。
今回もいっぱい、いっぱい、助けられたよ。
いつも親身になって話を聞いてくれて、ホントにありがとう。
というわけで、ワンブレイクしたら次の仕事が始まります。
観てくれた人に少しでも元気になってもらえるような。
そんな作品を目指して、またがんばります。