宝物
- 2004/07/06

大好きな人たちと集って、とても仲のよいご夫妻が経営する、
こだわりの行き届いた素敵なお店で食事をした。
ここではメニューというものはなく、
お客さんひとりひとりの好き嫌いに応じて毎回違う料理をつくるので、
月に10日程度しか予約を受けていないのだそう。
「何日も前からお客さんの顔を思い浮かべてあれこれメニューを考える。
そうしてると、だんだんその人のことが好きになっちゃうのよね。
だからつくって食べてもらうということが、毎回新鮮で、楽しい」
そう言って笑う奥様は、気品と親しみやすさとを兼ね備えた本当に魅力的な人。
その純粋な気持ちと姿勢は、同じ女性として、またものをつくって人に
提供している立ち場の人間として、見習いたいなぁと思いました。
写真はHPでもお馴染みのクリヤマ、作家のSeNaちゃん、いづみ、
ディスクの中西さん。みんなつき合いが長くて気の置けない人たちばかり。
そういう人たちとテーブルを囲むのも、
食事を美味しく味わうための大事な秘けつのひとつだよね。
頼まれてもいないのに女性陣だけで中西さんを囲んで撮影、
「嬉しいでしょう」と押しつけがましかった私たちでした(笑)。
この日はとても感動することがあり、思わず嬉し涙を流した。
悲しくないのに泣けちゃうのって、すごく幸せなことだと思う。
出会いって宝物だね。