生キラキラ!
- 2002/04/23
小田和正さんのコンサートツアーがもうすぐスタートする。
デビューが同期で、10年来のつき合いになる大親友の加藤いづみちゃんが、
今年もコーラスとして参加することになった。
このところずっとリハーサルの日々が続いているらしく、
「せっかく(私に)時間ができたのになかなか会えないねぇ」と
話していたら、「スタジオに遊びに来れば?」との思わぬお誘い。
もちろん、ふたつ返事で行ってきてしまいました(笑)。
いづみちゃんは一昨年の小田さんのツアーにも参加していて、
私は二度ほどステージを観に行かせてもらった。
コーラスだけじゃなく、「好きになって、よかった」をソロで歌って
いたりして、「すごいじゃ~ん!」と客席で秘かに大はしゃぎしちゃった。
だって、小田さんの歌は兄の影響で子供の頃から聴いていて、
特別な思い入れがありましたから・・・
その小田さんと親友が並んで立っているということが、
素直に誇らしかったです。
その時はまさか自分の書いたドラマの主題歌を歌ってもらえることになる
なんて思ってもいなかったわけで。
考えてみると、不思議な縁ですね。
で、そんな縁がめぐりめぐって、都内某所のリハーサルスタジオ。
なぜか私の目の前で小田和正さんが歌っているのです(!)。
それも本番の曲順通りに。
MCのタイミングで、時折りジョークと雑談とを交えながら。
澄み渡った声、優しいピアノ、懐かしいメロディー、切ない詩・・・
圧倒的なパワーがスタジオ内を満たしていき、
そして、生「キラキラ」!!
イントロを聴いた瞬間、危うく泣いてしまうところでした。
小田さんの曲はどれも素晴らしくて、本当に素敵だけど、
「キラキラ」は私にとってかけがえのない宝物だから。
「恋ノチカラ」という物語に魔法をかけてくれた、大切な大切な曲だから。
きっとこれからもこの曲を聴くたびに、
忘れちゃいけないいろんな気持ちを思い出すことができると思う。
そしてまた「がんばろう」って背筋を伸ばすことができると思う。
そんなふうに考え、ひとつひとつの言葉を聞き逃さないように
噛み締めながら聴きました。
「今だからできること それを決して忘れないで
この時 この二人 ここへは戻れない」・・・
それにしても、まったくもって贅沢なシチュエーションでした。
あまりの感激に胸がいっぱいで、休憩時間や終了後に小田さんと
お話していても、どこかぎこちなくなってしまった(笑)。
小田さんはシャイだけどとても優しい人で、
そんな私を相手に「次は何を書くの?」とか、「いづみちゃんとは仲良し
なんだ?」とか、気を使って話題を振ってくださいました。
一昨年のコンサートの楽屋で兄がゴルフウェアにサインをもらったことも
覚えてくれていたり、「恋ノチカラ」についても感想を言ってくれたり
したけど、私はほとんど聞かれたことに答えるので精一杯(情けな
い・・・)。でも、それだけで十分すぎるほど楽しかったです。
小田さん、バンドメンバー&スタッフのみなさん、
本番間近の追いこみの時期にお邪魔したにも拘わらず快く接してくださり、
どうもありがとうございました。
そして、何よりこんな機会をつくってくれたいづみちゃんに感謝を。
あなたの声が「ユラユラユラ、キラキラキラ」と旋律をなぞった時、
ゾクゾクと鳥肌が立ちました。
本番も楽しみにしてるので、がんばってね。