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産みの楽しみ

  • 2002/06/15

書いてました。
とにかくもう、夢中で書きまくっていました・・・

「恋ノチカラ」が終わってしばらくはPCから遠ざかっていた私。
ここ最近の日記を読めばお分かりのように、人と会い、本を読み、
ライブや芝居に足を運び、時には何の予定もない一日を楽しみ、
ひたすら心を豊かにする時間を満喫していたわけですが。
(もちろんたまには仕事もしてた! 笑)
そろそろ何か書きたいなー、胸の奥がウズウズしてきたなー、
と 思っていた矢先、あるスペシャルドラマの脚本を書いてみないか
というお話をいただきました。

何てナイスなタイミング。
それだけでもう「これは書けってことでしょう!」と思ってしまった
んだけど(単純?)、詳しい企画内容を聞いて、ますますピンときた。
今の段階でどんなドラマなのかを言うことはできませんが、
とにかく、何というか・・・"初めて"な感じ? 
いろいろな意味で"やったことのない"ことだらけだったので、
そこにワクワクしたんだよね。
自分がこれを書いたらどんな世界になるだろう?ってすごく興味が湧いた。
で、即決。 久しぶりに物語を紡ぐ作業に没頭する日々が始まったのです。

あああー、楽しいですよ。
やっぱり書くのって面白い。
食事をするのも忘れて朝から晩までPCにかじりついていると、
身体の内側から放熱してくるのが分かる。
頭の中に場面や台詞が次から次へと浮かんできて、
それに追いつこうとするだけで精一杯になる感覚がたまらない。
結果として傑作が出来るかどうかはまた別の問題として(笑)、
私はこういう作業が本当に好きなんだなぁ~といつもしみじみ感じます。

「好きなこと」を仕事にできるのは、多分とても幸せなこと。
だけど仕事になってなお「好きでい続けること」って案外難しい。
そのためにはやっぱり筆を休め、心を豊かにする時間が必要で。
武道をやってる友人が言うには「休憩も鍛練のうち」なんだそうです。
早く強くなりたいからといって必要以上に練習をしても身体を傷めるだけ、
逸る気持ちを抑えて休息を取ることが実は重要なんだって。
私の今のこの充実感は、「書きたい!」って衝動がこみ上げてくるのを
待ったからこそ得られたものだということかな。
まぁ人にはそれぞれやり方があるし、
そんな甘いことを言ってられない場合もきっとあるとは思うけど、
できればずっとこんなペースで書いていけたら理想ですよね。


・・・そんなこんなで意気込んで仕事を受けてみたものの、
まだまだ休憩する気満々でスケジュールを組んでいたので、
「うわー、しまった」と呟きながらコソコソ(?)合間を縫って、
あちこち飛び回ってはいました。

たとえば「恋ノチカラ」関連でいえば、
堤真一さんが出演した舞台「欲望という名の電車」と、
猫背椿さんが所属する大人計画の公演「春子ブックセンター」。
この、あまりに対照的なふたつのお芝居(笑)。
堤さんは本当に嫌な男の役で、非常に救いのない結末にううっ・・・と
何とも重たい気分にさせられたのですが、
徹底して演じられてる姿に潔さを感じました。
あそこまで最低(失礼)なことをしてるにも拘わらず、
どこか魅力的に感じてしまうのも凄いところ。
大竹しのぶさんの怒濤のようなひとり喋りも圧巻。
おふたりの生の迫力を存分に見せてもらったという感じです。

大人計画のお芝居は初体験。
最初は下ネタの嵐をどう受け止めていいか分からず戸惑いましたが(笑)、
気づけば涙を流して笑い転げてる自分がいた・・・
あそこまで笑ったのって東京サンシャインボーイズを観た時以来かなぁ。
人を笑わせるのってスゴイことだ。あんなの絶対、私には書けない。
脚本の宮藤官九郎さんには前々から興味を持っていたんだけど、
楽屋でお会いした時は「へぇ~、この人が書いているのかぁ~」と
妙に納得してしまいました。
猫背さんはとてもセクシーな衣装を着て、生き生きと動き回っていました。
真季を演じていた時とはまた違う存在感が新鮮でよかったです。
女性としての奥の深さと、役者さんとしての幅の広さを感じたなぁ。

そして当然、小田和正さんのツアー「Kira Kira」にも。
いいコンサートでした! 最高! 
完全復活を遂げた小田さんの素晴らしい歌声に酔いしれた夜でした。
我が親友、加藤いづみ嬢も元気に飛び跳ね、
伸びやかなコーラスでステージに華を添えていました。
小田さんに創ってもらった曲をソロで歌ったんだけど、思わずジーン・・・
「いづみ、立派になったねぇ」みたいな(笑)。
「キラキラ」を会場中のみんなが大合唱した時には鳥肌が立ちました。
あの瞬間の感動はきっとずっと忘れないだろうと思います。

その他にもいろいろあったんですが、あんまり書くとドラマのスタッフに
不信感を持たれそうなので(笑)この辺にしておこうかな。
スペシャルドラマの放映日程などについては、また改めて告知します。
そろそろ次なるドラマの会議も始まるし・・・
夏以降はエンジンかけて行こうと思ってるので、 期待していてくださいね。

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