改めて
- 2008/03/06
「鹿男」最終話を書き終えてまだ一週間。
でも、何だかずい分時間が経ったような気がするなぁ~。
最初の一日二日は何も考えずにダラダラと過ごし、
落ち着いたところで改めてこの半年間を振り返ってみた。
大変なことはいろいろあったけど、
プロデューサー陣、監督陣、役者陣、スタッフ陣、
みんな技術も人柄も素晴らしい人たちばかりで、
とても恵まれた環境で仕事ができたと思う。
何より私はこの原作の世界観が好き。
そしてきっと、それはチームのみんなも一緒。
同じ温度と情熱を持った人たちと作品づくりに向かえるのって、
何て健全で幸せなことなんでしょう。
万城目さんからも折りに触れて励ましの言葉をいただき、
一視聴者としてドラマを楽しんでくれているのが伝わってきて、
すごく嬉しかったし、大きな励みになった。
「鹿男」に出会えて本当によかったなぁ(しみじみ)。
この実験的というか冒険的なドラマに参加できたことを光栄に思います。
もちろん皆さんからの感想メールにも日々元気をもらいました!
放送が終わるたびに「続きが気になる!」「狐って誰?」
「堀田は何者?!」「"目"はどこにあるの~?!」なんてメールが届き、
ひたすらニヤニヤ・・・
ミステリーの連続ものを書くのってこういう楽しさがあるのね(笑)。
今夜の放送で大部分の謎は解明されるかと思いますが、
小川先生は無事に日本を救うことができるのかどうか?
最後まで楽しく見届けていただければと思います。
最終話の台本。
今回は奈良の景色をイメージしたこんなデザインの表紙です。
綺麗でしょ。