ローマの休日
- 2009/11/12
映画祭が目的とはいえ、ローマまで来て観光しない手はないでしょう!
ということで、短い時間をフルに使って、
荒木さんと一緒にあちこち歩き回って来ました。
スペイン広場、トレビの泉、バチカン市国、パンテオン、真実の口など、
とりあえず定番は一通り行ってみたけど、
最も印象深かったのは、やっぱりコロッセオとフォロ・ロマーノかなぁ。
その壮大さと歴史の重みに圧倒されて、言葉を失ってまう感じ・・・
コロッセオはそこで行われていたことを考えると
気軽に記念写真とか撮ってるのもどうかなと思ったりするんだけど、
純粋に建造物としてカッコいいというか、心惹かれる力強さがある。
漂っている空気もどこか厳粛で、何となく誇り高き勇者のような気分に。
フォロ・ロマーノは上から見下ろす方が感動すると言われたので、
カピトリーノの丘へ上る。
これが普段運動不足の私にとっては、結構ハードな道のりで・・・
途中で息が切れて休んでます(だらしなさすぎ)。
映画祭の緊張と時差ボケで、あんまり眠ってなかったからな〜(言い訳)。
でも、丘から見た景色が想像以上に素晴らしく、
感動で疲れなんて吹き飛んだ!!
「鹿男あをによし」の脚本を書いている時に
よくフォロ・ロマーノの話が出ていて、
ずっと見てみたいと思ってたんだけど、いやぁ、すごい。
何か、うまく言えないんだけど・・・
そこに積み重なって来た、気の遠くなるような長い長い「時間」を
全身で見ているような感覚。
じっと眺めていると、なぜか熱いものが胸に込み上げて来る。
いつまででもここに立っていられる、ずっとここでこうしていたい。
そんなふうに思ったのは、もしかしたら初めてかもしれない。
実はこれまでイタリアというとヴェネチアやフィレンツェへの憧れが強く、
ローマの優先順位はそんなに高い方ではなかった。
でも実際に行ってみて、心の中でローマに土下座したくなった(笑)。
さすがはローマ帝国。
その強大なパワーの名残りは、十分過ぎるほど圧倒的。
もし私のようにローマをナメてる女子がいたら、
ぜひ一度訪れてみることをお薦めしたいです。
こんな何気ない路地もまた素敵。
そして東京へ帰ってしまう荒木さんとお別れをし、
私はESスターにてフィレンツェへ移動。
旅はまだ続きます。