トスカーナの休日
- 2009/11/14
ローマからフィレンツェまではESスターで約1時間30分。
そこからさらに車に乗って憧れのトスカーナへ。
『重力ピエロ』のワールドプレミアム上映のお祝いに、
素敵なホテルでちょっぴり贅沢な時間を過ごして来ちゃいました。
こぢんまりとした造りながら、
隅々まで行き届いたこだわりのセンスが感じられる、
とても静かで心地よい空間。
スタッフもみんな明るくフレンドリーで、温かい人たちばっかりだった。
周囲には一面の葡萄畑。
キラキラと輝く日差しを浴びながら、のんびりお散歩していると、
教会の鐘の音が高らかに響き渡って・・・
一瞬、自分が何者で今どこにいるのか、忘れてしまったような気がした。
全身全霊で深呼吸をするような、美しく清々しい体験。
トスカーナの魔法にかけられたんだね。
ちなみに奥に見えるピンクの建物がホテルです。
収穫されずに取り残された小さな葡萄を発見。
美味しいワインになれずに残念だったね。
毎日申し分のない快晴で、気温も25度近くまで上がったりしたけど、
さすがにプールに入るのは無理。
でもデッキチェアに座って夕日を眺めているだけで十分満足。
空気がどこまでも澄み渡ってる。
そして、何といってもいちばんの楽しみは・・・やっぱり朝ご飯!!
急に色気のない話になって恐縮だけど(笑)、
以前にも書いたように、私にとってホテルの朝食というのが
旅における最大・最高のイベントなのです。
ズラリと並んだパンにフルーツ、チーズにハム。
葡萄畑に匹敵するくらい神々しい眺めだ。感涙。
テラスでいただくとさらに美味しさ倍増です。
ここのレストランは味がいいと評判で、
食事だけするためにホテルへやって来る人も多いとか。
夕食もいただきましたが、確かにすべて美味しかったです。
これぞ夢にまで見た至福の瞬間。
食事が終わってもお茶を飲んだりお喋りしたり、
かれこれ2時間くらいはテラスで寛いだでしょうか。
結局、あまりにホテルの居心地がよくて、
ほとんど街へは出かけなかった。
何もせず、何も考えず、自由気ままに過ごす一日。
おかげで頭と心が解放され、身体がフワフワと軽くなった。
「そのうち私たち、宙に浮くかもね」
こんなに楽しそうに笑ってるんだから、何があっても大丈夫に決まってる。
そう思えたことが、この旅最大の収穫かな。
ということで、次はミラノへ移動です。
(まだ続くのかよ! ←怖いので自分で突っ込んでおく)