寝不足の日々に思うこと
- 2003/06/13
久しぶりに、寝不足の日々が続いている。
仕事が忙しくて・・・と言いたいところだけど、
原因はもっとたわいのないこと。
実はちょっと前にアーティスト時代にお世話になったソニーレコードの方と
お食事をして、その時にマンガ談義に花が咲いてしまいまして。
私が「20世紀少年」の完結が待ち遠しい、と話すと、
同じ著者が描いた「モンスター」を読むべきだ、と強烈に勧められ、
「はぁ~、みんなにそう言われるんだけど、
それってそんなに面白いんですか?」なんて言ってたら、
「貸してあげます!」と全巻宅急便で送ってくれたんですよね(笑)。
大きな紙袋を「重いですよ~」と渡された時には何が届いたかと
思いましたが、社交辞令が嫌いな私にとっては嬉しい驚きだったな。
で、それを早速手に取ってみたら・・・もう、止まらない止まらない!
ここ数日睡眠時間を削って最終巻まで読み倒したというわけです。
参りましたよ、ホントに、面白すぎて。マンガでも小説でも、
こういう作品に出会うとものすごーく得した気分になりますね。眠いけど。
そういえば、その前に映画の原作候補として出会った小説も面白くて、
結末までページをめくる手を止められないって感じだった。
その前に夢中になったのは(今さらながら)「IWGP」の再放送だったか・・・
(「僕の魔法使い」も別の意味でハマるよね)
考えてみると、どれもサスペンスもの?っていうの?
ミステリーとサスペンスの区別も曖昧な私ですが、
とにかく次々と秘密がひも解かれ、真実が明らかになっていくお話。
そういうお話が持つ圧倒的なパワーには、ただただ感嘆してしまいます。
ずっと自分が書く世界観とはほど遠いし、書けないからこそ
好きなのかなーと思っていたジャンルだったのですが・・・
最近は何となく、書いてみたいという興味が湧いてきています。
まぁたまたま出会った原作にピンとくるものを感じたせいもあるかな。
何ていうか、よくできたトリックよりも、
それを取り巻くヒューマンドラマに強く共鳴しちゃったというか。
でも、もうひとつの大きな理由は「やったことがないから」。
または、「書くなんて思ってもみなかったから」。
こういう種類のお誘いにはすぐ心をくすぐられちゃうんですよねー。
今準備している次なる連続ドラマの企画も、
これまでのフィールドとはかなりかけ離れたものだと思う。
だからとてもワクワクしてます(あ、これはサスペンスではないです)。
とにかくいつも好奇心を持ち、自分で自分の枠組みを決めたりしないで
冒険をしていきたいですよね。
っていうか、結局何を書いても何をやっても、私は私でしかないと思うし。
琴線に触れるテーマとか伝えたいこととか、きっと変わらないからね、
そんなに器用なタイプじゃないんで。
つまり勝手に冒険した気になってるくらいがちょうどいいのかも(笑)?