恋について
- 2003/06/16
「いつもふたりで」のVIDEO&DVDの見本が届いた。
放送が終わったのはたった2ヶ月半前のことなのに、
何だかとてもとても、懐かしい気がする。
連ドラを書いてる間の時間の流れって濃密というか、
ギューッッッと凝縮されてる感じだからなー。
終わってしばらくは日にちの感覚が麻痺しちゃうんだよね。
もう1年くらい過ぎてるかと思いました(笑)、はい。
ちょうどそれが届いた頃に、友達から恋の相談を受けた。
夜中の長電話ですよ、これまた懐かしい感じ。
この年になると結婚して落ち着いてる友達が多いし、
そうでなくてもみんなそれぞれ経験を重ねて、
切なくて苦しくてどうしようもなくて・・・あああ~~~っ!!
みたいな気持ちは、意識的に回避したり抑圧したりしてますからね。
恋なんていくつになっても上達できるものでもないのに、
なぜか感情に任せて突っ走ることにブレーキをかけ、
スマートな駆け引きってヤツを体得しようと必死になってる。
まぁホントにそれを自然にできるオトナの女性には憧れるし、
素敵だなぁとは思うのだけど・・・自分をコントロールできなくなって
こんがらがっちゃうのも恋する楽しみのうちなんだから、
別に恥ずかしがらずに思いっきり舞上がったり落ちこんだりすれば
いいんじゃないかなーと、個人的には思います。
だって昔、彼とケンカして泣きながら電話してきた友達のもとへ仕事先から
駆けつけて、公園のベンチで延々話を聞き、通りかかったおばさんに
「これ食べて元気出しなさい」とお饅頭をもらったこととか(笑)、
逆に失恋して家では家族がいるから泣けなくて、
友達の車の中で声出して何時間も泣きまくったこととか、
どれもこれもいい思い出だもん。
「ああ、精一杯恋してたなー」って振り返って思えるのは、幸せですよ。
恋って楽しいことばっかじゃなくて、時には苦しいことの方が多いけど、
私はその苦しさ、切なさは誰かを本気で好きになった人だけが味わえる、
大切な感情だと思うのです。だから相談してきた友達には悪いけど、
電話口で私はずっとニコニコしてました。
彼女が可愛くて、キラキラしてたから。
いいね、今を楽しまなきゃね!って言ってあげました(無責任?!)。
「いつもふたりで」で瑞穂とハチの恋を書いている時も、
そんなことを考えてました。
瑞穂が泣いていても、「可哀相」とは思わなかった。
うーん、「羨ましい」っていうのがいちばん近いのかな、やっぱり。
恋が叶った瞬間より、叶わなくても好きという気持ちから逃げずに
決着をつけようとする姿の方が、実はキレイだと思ってたりもしてね。
・・・って何を私は、こんなに恋について力説しているのでしょう(笑)。
今さらながら恥ずかしくなってきたのでこの辺でやめます(手遅れだよ)。
恥ずかしいといえば、ちょっと前のDIARYの「ipot」は「ipod」の
間違いでした。アップした直後からご指摘メールをたくさん
いただきまして・・・スミマセン。
これで私がどれだけコンピュータに疎いかお分かりになったと思います。
いや、それ以前の問題か(笑)。
他にも漢字の変換ミスとかいろいろあるんですけどね、
直さずまんまにしておきます。記念にね(?!)。
最近HPやラジオにいただいたみなさんからのメールを
整理していたのですが、読み返してみて、
本当に有り難いなぁと改めて感じてしまいました。
自分の言葉をどこかで真剣に受け止めてくれている人がいる。
それが何よりの喜びだし、支えでもあります。
今日は恥ずかしいついでに言っちゃいますが、
気持ちが不安定になったり、揺らいだりした時、
みなんさからの励ましの言葉に何度も胸を熱くさせられました。
こんな私ですが実は根性なしの面もあるのでね・・・
内容は優しくても厳しくても、どっちでもいいんですよ。
どっちであっても真摯な言葉は励ましとして心に響くのです。
どうもありがとう、そしてこれからもよろしく!
最後に、昨日届いたメールに素敵な言葉がありました。
「すごい人にはなれないけど、ちゃんとした人になりたい」
うん、そうだね。私もなりたいです。