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- 2004/02/07
先日、雑誌「JUNON」の企画ページにてインタビューを受けました。
内容は幼少期から現在に至るまでの私自身の経歴について。
こういうのってたまにあるんですけど、
いつも貴重な機会を与えてもらったなぁと思います。
自分が体験してきたことや考えてきた様々なことを、
順序だてて詳細に説明するなんて普段はなかなかしないですからね。
語っているうちに忘れかけていたことを思い出したり、
改めて大切なことに気づかされたり。
知らず急ぎ足になっていた毎日の中でふと立ち止まって周囲の景色を眺め、
今立っている場所を肌で確認するような、そんな感覚。
特に今回は最初の質問が「まず、生まれた日のことから・・・」
で始まって面喰らったくらい濃いインタビューだったので(笑)、
思うところがたくさんありました。
過去を振り返るに当たって、子供の頃や学生時代などの
スナップ写真を数枚掲載させてほしいと言われていたので、
実家へ帰って物置きからアルバムを引っぱり出したんだけど、
これもそうそうすることじゃないですよね~。
気づいたら両親も一緒になってアルバム囲んじゃって、
あの時はこうだった、この時はどうだったと何だか妙な光景に。
ぜんぶに目を通したらあっという間に夜でした。
まぁ、いい家族団欒になったかも?
しかしあれだけの量があっても、
人様にお見せできる写真の何と少ないこと・・・
だってすごい髪型ですごい服着てるんだもん(笑)。時代って怖い。
ちなみに私たちが学生の頃に流行ってたのは、
前髪を薄く残しておでこの部分の髪を結び、
大きなリボンを結ぶというもの。
(同世代の方々はすぐにイメージが浮かぶはず)
いろんなリボン集めてたな~。
そんなこんながあった矢先、なぜか久しく会ってなかった
高校時代の友人から連絡が相次ぎました。
どちらとも会おう会おうと言いつつ長い時間が経ってしまっていたので、
今度こそはと腰を上げ、ちゃんと会う約束をしました。
これも縁かもしれないしね。
その前にも、結婚してサンディエゴに住んでいる友人と
約10年ぶりの再会を果たしたばかりだし、
何となくそういうタイミングなのかなと思います。
思い出話ももちろん楽しいけど、それぞれの現在、これからの展望を語り、
お互いに力をもらって「またね」と手を振れたらとても素敵。
上に書いたインタビューも、そんな気持ちでのぞみました。
「懐かしい」だけで終わらせない。
呼吸を整えたら、前へ。
今日という日がいつか最高の思い出となるように、ね。
今回の出来事をキッカケに、最近あんまり写真を撮ってなかったなと思い、
マメにカメラを持ち歩くようになった私。
カメラと言ってもデジカメではなく、ふつうのコンパクトカメラね。
これを見ると大抵の人は「今時デジカメじゃないの?」って
顔するんだけど、実は好きで使っているんです。
何て言うか、フィルムを使い切ってからじゃないと現像に出せない
もどかしさとか、そうこうしてるうちに何を撮ったか半ば忘れちゃって、
プリント上がりを見た時「ああ、そう、これだった」と思う感じとか、
綺麗に写ってるかなぁと思いながらDPEまで歩くドキドキとか・・・
そういうのが結構楽しみだったりするんだよね。